アラフォーがリアルで言えないハマリ事を語るブログ

アラフォー主婦がリアルで語れない事を書くブログです。とっちらかってます。

Young Good Boyfriend:歳の差カポーのほっこりラブ物語

ダヨオ先生の新刊。前作「Young Bad Education」からの続編で、晴れて恋人同士になった優等生水沢と中年教師のその後を描いた作品です。

 

きっと普通は読まないような絵柄なんですけど(失礼)、水沢の目がキラキラしたガラスの様でつい手に取ってしまいました。でも読み始めるとなんだか独特な雰囲気があって妙に引き込まれます。水沢(生徒)は優等生キャラというよりはいじわるリア充キャラなんですけどねー。まぁ医大行って医者になってるんで優等生ですね。

 

20歳の歳の差だけど先生がこれまたヘタレでいっつもテンパっててそれが初々しくてそんな歳の差があるように見えない。でも随所におっさん臭しててそれもイイ(笑)

前作の馴れ初め編も良かったけど、今回のその後編も良かった〜。なんてことない日常を描いてもテンポがイイのですぐに読めます。年齢によって水沢の顔がしっかりしてくるし、おっさんはよりおっさんになるし(笑)、でもお互いがお互いを大事にしてて二人で素敵に歳を取ってるのが滲み出ててほんわかした気分になります。最後はおっさんの回想と涙につられて不意に泣きそうになりました。あわわ。

 

度々事件が起こったり嫉妬や不安にかられてこちらまでドギマギする話もいいけど、アラフォーになるとこんな日常のほっこりした愛のお話も安心して読めるので好きになってきました。

そうだ、この人セリフ回しがいいんですね。少ない会話で的確に突いてきて、なんども読み返したくなる作品です。はー幸せ☆

百合も少し覗いてみたの…

さて、昨今BL漫画ばかり読んでたのですが、ふと、その逆、つまりは百合漫画というものはいかがなものか、と思い至りました。

オトコ同士の漫画はそりゃもうジュルリでグフフなものですが、オンナ同士とは一体どんなものか、アラフォーになるまで一切手をつけてないジャンルです。はてさて…。

 

で、ウェブあたりでちらりと覗いてみたのです。

結果…

 

感想一言、

 

なんだい?ありゃ。

 

でした。百合の萌えどころがわかりません。なぜこの子はあの子に恋してるの?友達でいいんじゃないの?と、百合が百合たる以前のところでキモチが躓いてしまいました。

 

女同士がきゃっきゃうふふなので女子率が高く(当たり前)、絵柄はいわゆる萌え絵と申しますのか?目がやたらと大きくて丸く、顔の半分以上を占め、中心よりも下に位置して幼さをだした感じの絵ばかり。それを言うならBL漫画も目と口を切開したような絵が多いですものね、お互いウケる絵が真逆ですのでね、どちらかに慣れてればそりゃ対極側の絵はちょっとどうかと思うのは仕方ないことだと思います。

まぁ生まれてこのかた40年近くオンナやってきた身としてはあの世界がさっぱりわかりません。同族嫌悪かもしれませんが、それよりリアルを知るが故にお話に入りきれない、そういう感じがします。あ、でも百合脳ではないからリアルでもないのか。

それを言えばBLもファンタジーなのは同じですね。でもいいんですBLは(笑)

覗いてみた百合世界には女同士の絡みはございませんでした。未遂はあったけど。どんなものか見てみたい気もしますが、なんだか怖いな。やっぱり道具とか使うのでしょうか?そういえばオメガバースの世界の百合版もあるのかしら?

なんて気にはなりますが、キモチも絵も入り込めないのでキホン遠くから傍観するだけとします。

BLにぐふふとなってる女子を遠巻きで見るノンケ(?)男子のキモチがわかったような気がしました。

 

「触らぬ神に祟りなし」とでも言っておきましょう。

ジェラテリアスーパーノヴァ royal vanilla:激甘注意…!クーラー必須!

ジェラテリアスーパーノヴァroyal vanilla、キタハラリイ先生の新作です。

ジェラテリアスーパーノヴァという本の続編だそうです。どうりで出会い方の描かれ方が曖昧なのに「あんな出会い方だったけど」的な会話がちらほらしてたんですね。だったらもうちょっと描けよ、と勝手に憤ってました。前作読めってね。はい(笑)

どうやら出会い系サイトで出会ってから恋人になった過程が前作に描かれてたようですね。

 

ストーリー的には超クールイケメンリーマンとワンコ系新人イケメンの激甘ラブストーリーです。もうそうとしか描けないっ!甘い!甘すぎる!!

他人とは恋人同士になっても眠れず、それが元で別れを繰り返したというリーマンがワンコとだと眠すぎるくらいよく眠れるというココロ許しまくりの状態です。

ちょっとワンコ系が出張で二週間会えない事があって、激務と上司のからみ酒(?)でメールや電話でもすれ違いの日々が続き、帰ってから速攻会いに行ったのにクールイケメンがやや拗ねてる状況がありましたが、もうどの話も甘いのなんのって。ワンコはスーパーワンコなのでどんな状況でも全くぶれないし、クールイケメンは昔を知ってる同僚に驚かれるぐらいの溺愛っぷり。

もうワンコへの自分の気持ちを隠せない、いや隠さない。がっつきすぎwww

それをがっつり受け止めるワンコも健気で一途でたまらんwww

この二人の一言一言に萌えてブルブルしちゃいます。

絵柄的に勝手にクールでツンデレな都会的オフィスラブ辺りを想像していたのでそれとのギャップも凄かった!

 

読んでると口から砂糖吐きそうですよ。もう。。。

しかもエロいので夏はクーラーがガンガンに効いた部屋でしか読めません。

 

いやはやいいものを見つけました。ぐふふふふ。

モブ山A治とモブ谷C郎の華麗なる日常への挑戦:これまたレアネタw

吾妻香夜先生のデビュー作です。

まぁ、タイトルでお判りの通り、「モブ」が主役です(笑)
他2作品は至極マトモな仕上がりなのになぜに表題作がこれなのか…。
ってあとがきでも他の主役(メンヘラ)に苦情を言われてるモブ2人(笑)大好きです。

 

お話はそのタイトルの通り、モブの2人が主役級カポーの「とあるクラスメイト」の位置からどうやったら皆に気づかれるようになれるかを模索する、という涙ぐましい努力の物語です(爆)

主役級カポーが繰り広げる物語のスミでモブあるあるを語り合う2人。話してるのにモブであるが故に吹き出しまで主役級カポー達に被られる2人w
そんな二人に残された道はただ一つ(そうなのかー!?)、モブ谷くんのお姉さんが愛読してる漫画を読んで覚悟を決める2人。

名前も適当につけられるモブ(本当のモブなら名前すらない)、鼻も省略される、あの穴や前も省略され…ると思ったらその時だけ変化するんですねー。こんな顔してたんですねー。高級素材…こんなに笑ったHシーンはありません(爆)

前後編になってて、後編は主役級カポーのライバルとして出てきたJKが大人になってからの話。彼女もモブ谷の姉さんに教えてもらった漫画で開花して漫画家として成功、でも何かが違うと悩む日々、と、このお話では彼女が主役、やはりモブの定位置に戻った2人ですが、ことごとく彼女の嗅覚を刺激して、彼女は新境地を開拓していく…。
そんなお話でした。相変わらずなモブ達(笑)

 


他の作品は若干ほの暗く、こじれ・メンヘラ入ってるので、同じ人が描いたのか!とびっくりしました。

でもやっぱり表題作はこの話で決まりでしょう。インパクトすごいしwww

 

私こんなばかばかしいお話大好きなんですけど、ダメな人っているのかしら?

 

 

かしこまりましたディスティニー〜Answer〜上下:オメガバース界においてのレア物件

ありゃ、オメガバース世界の話はあの話を最初にって思ってた話があったのに、こっちが先になりました。

さちも先生の「かしこまりましたディスティニー〜Answer〜」上下巻、揃いましたね。これでこの「かしディス(?)」世界は一段落ですね。

 

話の内容は前作「かしこまりましたディスティニー」の「魂の番」カポーにつく執事さん同士のお話。久藤と宮内。久藤はα、宮内はβで、最近産まれた上記カポーの双子ちゃんのお世話係をしています。で、この2人、ツンデレのツン要素が過多で若干ややこしいけど両思い。そんな二人の前に久藤の「魂の番」と言う男が現れて…!!??
てな感じです。

 

オメガバースの世界って特殊で、なんて世界作ったんだと思ったら海外原産らしいですね。海外にもBLラバーっているんだー。へーほー。

さておき、オメガバース、やっぱり普通はαとΩの「魂の番」がクローズアップされて、それにまつわる話が多いですよね。
抗えない運命なんてドッキドキしちゃいますもんねー。

で、αとΩの話が多い(当社比95%)。βは大概モブ扱い。

そんな中このお話のカップリングはα×βなんです。そこにα久藤の「魂の番」が出てきちゃうんです。そんなの出てきたら大概のお話(の追憶話等)では運命に逆らえずにガブリといっちゃう。で、当て馬βとはバイバイだったりするんですが、こちらでは逆っすよ。メインカポーの当て馬がいわゆる「魂の番」なんですよ。おーい、いいのかー?て思いました。

鬼執事だった久藤の宮内に対する愚直すぎる溺愛っぷり、それゆえに「魂の番」のハジメくんとの関係に苦しんで苦しんで、宮内も久藤が大好きなのに相手の幸せが第一と身を引いてしまい、しかも過去の行動を完全否定してしまう自分の今の気持ちもあって、それがまた自分も久藤も苦しめて…、ハジメくんも好きな人の幸せを願うがあまりの行動。三つ巴の中、御誂え向きの状況でハジメくんが仕掛けました。

久藤ピーンチ!しかし久藤の理性すげー。いや、理性じゃないですねアレ、本能?

はー、オメガバースの世界にも躍進しすぎた医療技術が入ってきてるようですね。
しかし南雲さん、どうやって…。

 

いやはや、収まるところに収まってなによりでした。しかしこの上下巻一番の見所は下巻最後の描き下ろしでしょうよ。

もうツンしかない宮内がデレ宮になったときの破壊力ったら…!!

あの最初の頃はキリキリしかしなかった久藤、今では宮内の前では完全溶解してますからね。人は変わるもんです(笑)

 

この上下巻を読むにあたって最初の2巻も読み直したんですが、こちらの魂の番も良いねぇ!「女王蜂」の葵くん、今までの人畜無害そうな少年から一気に妖艶な華になっちゃいましたねー。このギャップがいい。その後も表舞台(?)の彼は相変わらずのほんわかした愛されオカンなのだけど、あの夜の顔や態度がちらついて…

次郎、果報者よのぉ。。。

 

 

坂下先生の偏愛指導:変愛だけど可愛いよ

山田ロック先生の新刊です。

母親以外の人が作ったものは食べられないDK鬼塚嶺緒。罪悪感を持っているので誰にもその事を言えず、人知れず義父が作ったお弁当を捨てる毎日。それを見かけたのが偏愛教師坂下。遅刻常習犯の嶺緒を「生活指導」と称して密室で…。

という感じのストーリーでした。

いや、最初読み始めた時は嶺緒クン、ヤンキーかと思ってました。ヤンキー故に遅刻常習で、服装もブレザーの下をパーカーで通してあんな髪色してるのかと思ってたんです。が、読み進めていくうちに、あれ?なんだか違う、ヤンキー特有のトゲトゲ感がない…?と気づき、結局食にちょっぴり神経質で愛に飢えてるモテDKということに気づきました。

いくら他人にモテても知らない子から手作りお菓子を押し付けられる毎日に辟易してるのでリア充って訳じゃないんですよね。そんなレオくんを見つけた変態坂下先生、敬語で「生活指導」を始めます。

いやぁ、いいですね、敬語攻め。レオくんを弄んでるように見えるけど、尽くしまくってるのが執事漫画に通ずるものを感じます。最初は先生の変態っぷりにドン引き恐れてたレオくんですが、次第に先生の重い愛なしでは生きられないようになっていきます。最初はぷちコミュ障なのにモテるという微妙な立ち位置だったレオくんが可愛い受けDKに変化していくのがイイ。で、それに気づいてるけど言い出してくれるまでじっと我慢の親友もイイ味出してます。彼と先生の元カレに邪魔されたけれども結局お互い離れられないなんて。うふふ〜。

しかし、途中の当て馬元カレ君は一体なんだったのでしょうか?一度自ら逃げたけど惜しくなって戻ってきたの?よくわからないまま消えてしまいましたね。

あとパーカを素肌の上に着るのもよくわからない(笑)ジッパーとか直接素肌に触れて冷たくないんですかね。その後首元のキスマークを隠すようにシャツにネクタイ締めるようになったからいっか。

 

それよりも親友クンとその彼氏(親友クン曰く彼女)の仲も気になります。
ヤンデレ?ねぇ、ヤンデレなの??

 

最後の坂下目線のお話萌えました〜。
あんなことやられたら坂下先生もう手放せないよね。

最初は変態教師vsヤンキーの話だと思ってたら実際は可愛い変愛カップルのお話でした。

In these words:手を出しちゃったよ…どうしよう

In these words、3巻でましたね。読む気なかったんですが、あまりの絵の巧さについつい手を出してしまいました。っはぁ〜、どうしよう…。続きが気になるじゃないですか。

 

Guild Pleasureというユニットの作画担当の咎井淳先生はどうやらアメコミを書いてらっしゃるようで、描写力半端ないです。ゴリゴリ描いてます。台湾の方?んん?詳しくはわかりません。しかしアメコミほどリアルすぎず、漫画ほど2次元すぎない絵といえばいいのでしょうか。この方の絵見てしまうと他の作家様の絵が軒並み2次元すぎて見えてしまいます。
や、それでいいんですけど。えぇ。むしろバッキバキのアメコミ絵は苦手です。

 

話の内容はというと、最近悪夢を見てしまう精神科医の浅野は警察に事件の容疑者と話すために駆り出されます。容疑者は連続殺人犯で彼を指名しているとのこと。外からの接触を断ち、セキュリティ完備で容疑者とそれに関わる刑事のみと会う浅野。しかしその間も悪夢を見続けますが、それが何か彼もわかりません。ある日浅野が面会場所からホテルに帰れなかった日に容疑者が刑事を殺して浅野がさらわれて…。みたいな話です。血・傷・暴力描写苦手な方は見ない方がいいかと。

 

サスペンスですね。なぜ浅野がこんな夢を見るのか、容疑者がどうしてこんなことをするのか、で、2巻の途中で大どんでん返しがあるんですが(ここで1巻にあったごくわずかな違和感が晴れます)、そのあと浅野の20ヶ月前からの過去話が始まります。重苦しいサスペンス調がガラリと変わって少し軽くなります。とある刑事さんとイチャラブしてますw
その後3巻であの悪夢が現実だったことがわかります(あ、言っちゃった)。浅野が生還して…あぁ、続きがとても気になります。そろそろ現実と過去話が交錯して真実が語られ始めるころだと思うのですが。3巻読んでから1・2巻読み直すと真相らしい仮説が思い浮かんでくるのでちょっと切なくなります。そこまでするの?できちゃうのー?って。

 

絵がね、ほんっとにうまいんですよ。いやほんと。これだけ描けると描いてて気持ちいいだろうなーって思います。でもね、1巻3巻のタッチと2巻のタッチが微妙に違うんです。1・3巻は線が走ってるんだけど、2巻は線がスッキリなんです。2巻のタッチ好きだけど戻っちゃった感じですかね。
それからほぼ全編トーン使わずにカラーをモノクロにしたような絵なのでどうせならカラーでみたいです。ほら、アメコミってフルカラーですよね?
で、だからこそあの部分が白抜かれてるのが目立って萎えちゃう。他にやりようなかったんでしょうか。あんな綺麗な絵なのに勿体ない。

 

この2巻と3巻の間が3年近くも開いてるんですよね〜。いくらBL漫画の発行周期がのんびりしてるとはいえ、3年近く開いてるのはいかがなものか。。
いや、待ちますよ?3巻読んじゃうと4巻出るの待っちゃいますよ?他の作品やスケジュールなどの都合で雑誌掲載ができなかったとの事で、こんな素敵な絵を描くのだもの、他にもお仕事いっぱいなのはうなずけますし、それもこれだけ開いた要因の一つだと思いますが、頑張って完結していただきたい。先急いではしょられるのは嫌だからじっくり描いていただきたいですが、私のアラフィフ完結は勘弁願いたいです〜。