アラフォーがリアルで言えないハマリ事を語るブログ

アラフォー主婦がリアルで語れない事を書くブログです。とっちらかってます。

社長蓮見遥 逮捕寸前!:バリタチを凌駕する凄タチ

ウノハナ先生の新作です。作者買いです。
正直タイトルにはピンと来なかったんですが、買って大正解です。

もうね、何が良いってこの登場人物達の可愛さよ。
いや、ウノハナ先生のタッチや登場人物の漢気に可愛いもへったくれもないんですが、ほんとカワイイ。何度でも言います。かわいい。

 

舞台は高級ホテル。最上階(?)VIPルームにはマスコミや検察を避けて雲隠れしている某IT企業の社長蓮見遥がいます。ある日客が間違えて押したエレベーターでその階へ上がってしまったゲイのベルマン須郷が蓮見の自殺を阻止しようとして怪我をさせてしまい(実は勘違い)、その償いとして身の回りの世話をすることになり、ついでにそちらの世話もするようになり、バリタチなのに〜…。

社長蓮見は飄々としてて周りを巻き込むノンケ。でまんまと巻き込まれたのがこのベルマン須郷。

バリタチなのに、あれよあれよという間に蓮見に手玉に取られて、でもバリタチのプライド・ホテルマンのプライドはがっちりキープしています。男らしい!

当て馬かな?と思わせぶりに出てきた親友兼参謀の笹山も良い具合にかわいい。
彼もバリタチで須郷と意気投合します。彼のお話ぜひ読んでみたいです〜!

 

なんだかもう終始楽しく読破できました。ウノハナ先生の作品はほんと面白い。
オトコくさいのに皆かわいいんですもの。
女々しい可愛さではなく、オトコのカワイさです。何度も読み返してしまいます。
描き下ろしも須郷の漢気にキュンキュンしちゃうっ。

 

バリタチが喰われちゃう話ってあまり見かけませんが、これは楽しい。
ちゃんとタチしてる描写もあります。だって本来はタチだもの。でもネコの気持ちもわかるようになってアイデンティティが揺れまくってる須郷、可愛らしい…www


新しいジャンルを開拓してしまいました。あ〜楽しい〜。

いろんな意味で衝撃だった電子書籍の落とし穴

とあるコミックの初回特典、電子書籍として別売りされてたので買ってみたのです。

今回はこれのレビューでも〜って思ってたんです。

 

が、それどころじゃなかった。

 

話は遡って見つけた時のこと、

何故かね、(1)・(2)と分冊されてたんですよ。十数ページのくせに。

よく見かける分冊コミック販売ね、そんなにちまちませずに一冊まるっと一気に読んだらいいじゃん、と気にもとめてなかったんです(むしろ検索する時に同じタイトルで沢山引っかかって(セット売りとかもあって)かなりウザく感じてたんです)。

ま、2つの分冊だしいっか、と何も気に留めずに購入したわけですが、

iPhone・IPad(Androidも?)でしか見れないと制限があったんです。

それでも気に留めずに購入して、さてさて、読もう、うへへとDLして開いてみると…

(皆様既にお気づきかとは思いますが…)

 

 

 

画面が真四角で表紙の全体が見えない!!!

 

 

いや、これ、データ壊れてる?勝手に拡大表示?とびっくりしましたよ。

で、タップすると次ページへ行きますが、それも1コマ目の中途半端な部分が拡大表示されて、またタップすると横にぬるりと移動…。

 

な・・・なんなんですか?コレ?

 

私、漫画のコマのレイアウト見るの大好きなんですけど?

なぜにコマ割りの拡大表示??老眼用???違う違う、まだ老眼ちがうし。

 

いや〜まさかの展開、衝撃でしたね。『分冊』ってこういうことだったんですね。

別にお試し用にプチプチ千切って販売してるのではなかったんですね。

 

何とか2つとも読了しましたが、お話に入り込めなかったというか、真っ暗な部屋を懐中電灯(ポインターのようにそこしか明るくならない)一つ持って歩いてるような感覚に陥りました。全体像が全くつかめないっていうね。

 

これ、需要あるの?って正直思っちゃいました。

 

そんなこと思うのって私がアラフォーだから?今の電子書籍が普通になってる若いコ達にはこれが普通なのかしら?ページの全体見ずにコマだけ追って楽しく読めるの?こんな画面切り替わる時のエフェクトとか結構です。それよりも全体見れるようにズームアウトできるようにしてよ。ほんと話が入ってこない。

普通漫画ってページレイアウトしっかりと考えてるよね。レイアウトの仕方次第で受ける印象違ってくるでしょ?4コマじゃないんだし。これよく作者さん承諾したよね。

すごく残念、残念すぎる。金返せって思っちゃった。

 

これがジェネレーションギャップなの???

 

こんなにdisるなら買うなよ、とお思いでしょうが、その仕様の違いを知る術がないんですよ。その仕様の存在自体知らなかったんだもの。
分冊版を非表示にする、とかできないんですかね。

もう今度から「分冊版」という文字があったら買わない、と自衛するしかありません。

あ、デバイスで選んだらいいのか。

 

ますます「分冊版」の文字が憎々しく思える出来事でした。

 

初回特典本のレビューはまた今度「非・分冊版」を買った時に。

入室ノックは忘れずに:腐男子クンの3次元への挑戦

黒木えぬこ先生の少し前の作品です。

萌えの巣窟、「DK男子寮」…‼︎
そこに腐男子・ニッキーが一人こっそり生息していました。3次元萌えはないと思ってたのに同室の矢澤にバレちゃって、ふざけて壁ドンされてどうこうするうちに何だか良い雰囲気になっちゃって…と、もうとっても可愛い過ぎるDK達の恋物語です。

 

何が良いって、二人ともオトコなんですよ〜。BLだから当たり前なんですけど(笑)、あの少女漫画的グルグル思考が殆どない。やりたいからやる、気になるから訊く(というか視線で訴える)、健全なDKのあるべき姿です。

 

ニッキーの腐な思考が可愛らしいし頷ける(笑)。自分達を冷静に分析しては悶えるニッキーと全然ノンケな矢澤のギャップがまた可愛い。ニッキーの「や○い穴」発言と矢澤の実践を調べた違いも腐とノンケの違いですよねぇ(笑)。あと、ニッキーの受け視点と矢澤の攻め視点での同じ漫画の捉え方とか!とか!!とかぁ…!!!
名前呼びになった時も「くん」付けなんて…なんて…もう可愛すぎるやろー!

 

矢澤が何故ニッキーにチュウしちゃったのかがちょっとわからなかったけど、コロコロ表情が変わるニッキーが徐々に気になったのかな。この辺り矢澤視点でちょっと描いて欲しかった〜。

 

佐々木氏の腐アシストもよかったです。

 

同時収録の徳×滝コンビ+寮長(笑)も可愛かったです。DKいいな!(笑)

 

僕は君のいいなり:粘り愛?絆され愛?どっちがいいなり?

あがた愛先生の作品、全2巻です。

 

最初はねぇ〜、なんだか攻め君が弱みを握った上で面白がって受け先輩で遊んでる感じがなんとも受け止められなかったんです。そしてそんな攻め君にも心折れずに献身的に言いなりに尽くす受け先輩、攻め君が躊躇した時も何もされなくなった良かった〜、どころか、飽きられた⁉︎とか思っちゃう受け先輩をそれいいのか⁉︎と突っ込みながら読んでたんですが、結局は粘り勝ち?攻め君堕ちましたね(笑)

 

2巻はそんなバカップルの後日談で、色々恋人イベントをこなしていく2人。

今度は攻め君の気持ちがイマイチ信じられない受け先輩の拗れた気持ち+過去のトラウマをどうほぐすかが課題でした。

 

受け先輩はゲイだから男といると攻め君は嫉妬、攻め君は元ノンケだから女といると嫉妬したいのにそれが普通だからとグッと堪えようとする受け先輩。

同じ気持ちなのにねぇ。

そこんとこの受け先輩が言おうとしない本音があるのを攻め君が気づいて良かった良かった。

 

二人の親友達も良い人達で良かった。

 

モテ男な攻め君が実はイベント事など自ら動くのが初めてってのもイイ!愛し愛されちゃってますね。

 

やっぱりいちゃいちゃは愛がないとダメですね。

受け先輩すっかりエロくなっちゃって…。ま、表紙の時点でエロいんですけどwww

10DANCE 4巻特装版:ぐっはやられた!かわいすぎる2人いや3人?

井上佐藤先生の10DANCE4巻、出ましたね。なんていうかね、絵がね、ちょっとびっくりしたんですよ。鈴木先生の髪の毛が更にふわってて某4号の友達(言い方w)が一瞬頭に浮かんでしまい(絵柄は全く違うのに)、杉木先生の顔がさらに歌舞伎ってるな、というのが第一印象でして。ま、読んでるうちに慣れてくるんですけど。

実際3巻から4巻までの時間は単行本発売の時期よりも長かったわけで、休筆(?)されてた時期もあったわけで、そう考えると絵が若干変わるのも仕方ないのかもしれませんが、この先生はきっとこの感じでいくだろうと思ってたので驚いたのでした。

って今はもう慣れて普通です。前のと見比べてもあまり変わってない。
どうやら読んでない間に何かしらの記憶修正があったみたいです。

 

それはそれ、これはこれ、です。はい、10DANCE4巻、あの衝撃のチューから一夜明けての鈴木先生から始まります。もー自分のジェンダー感を覆す自分の衝動的な行動に戸惑ってるのに、アキちゃんにも好きな子できたってバレてんのに(男だとは気づいてないけど)、杉木はケロリン…!!!

いたるところにカエルが飛んでて可愛いかったです。

まぁ外見はケロリンとしてますが、内心は全然違うようで、房ちゃんに頭撫でられてる時とか、アキちゃんが「ありえなーい」と爆笑した時なんて無表情なりに表情豊かでしたw
(房ちゃんとのは実際後頭部しか見えてませんがね)

 

移籍後だからでしょうか、ダンス回に入ったからでしょうか、今まで登場はしてたものの、あまり深く絡んできてなかった女性陣にもスポットが当たったというか、印象的なシーンが増えたように思います。

房ちゃんの「悪い顔!」かわいい!あぁ、BL脳に片足突っ込みそうだったのに、そうきたかー!やんごとなきお顔立ちですが、「ちょん切っちゃえ!」とかそういうことも言えてそれでも可愛い人。房ちゃんはどこまでいっても房ちゃんですね。
スタンダードのお二人は天然さんなんですね。うふふ。

あとラテンチャンピオンのアル達との絡みも入ってきてますます楽し〜い!!!

キューバの過去編も良かったです。でも9人の妹達、何がなにやらわからぬ…(苦笑)
アキちゃんがそもそもどうしてキューバにいたのかもちょこっとでいいから教えて欲しいなぁ〜。

タンゴの二人もいいですねー。手を合わせて伝わる感情。そしてもっきw

そこから小冊子へと続いていきます。

 

どんどんダンスの話は進んでいくのにお二人の恋愛模様は遅々として進まないというか、3歩進んで2.5歩下がる感じがまた…!!保留先生(笑)頑張ってください。
それでも許したってことはラテン男にしては大いなる前進なのかも。

二人の恋愛の姿勢がダンスの姿勢そのものでそこも楽しい。

 

おまけ・男達にとってストッキングは永遠の神秘なんでしょうかwww
年末のラテンショーどんな仕上がりか見てみたいです。
それにしても皆仲がいい!こういうの大好きです!

 

それからそれから、特装版の小冊子、腐を自負する人にはたまらない内容でした。
はー、どっちかなー?どっちでも楽しめそうだ〜。
まぁ本番なくてもお二人の絡みがすでにエロいし、お話もキャラもしっかりしてるのでなくても全然平気なんですが…むしろなくてもいいかも。

腐った話じゃないですが、リアルでは言えないこと

今回はBLをそっと横に置いておきましょう。

で、何がリアルで言えないかって?

 

あのね…

 

 

見せられた人の子の動画が…

 

 

 

激しく面白くなかった

 

 

 

はい、以上です。あるあるですね。

 

えぇ、わかりますよ、自分の子が一番可愛いってね。思います。親だもの。

私もね、その子が生まれてからずっと近くで見てますよ、子供の友達の2番目だもの。

だからなんだか懐いてもらってるし、もう我が子にはない幼さとかみるとね、

掛け値なしで可愛いと思いますよ。

 

しかしですね、

 

その子がおもちゃ振り回してる動画を見せられて、

 

ど う し ろ と ?

 

ネットにあげられてるならまだしも、スマホで撮った動画を面と向かって見せられてもね?反応に困りましたよ。だってつまらないんだもの。本当に。

ママさんにとったらこんなことできるようになったのよ、可愛いでしょ?
なんでしょうが、

赤の他人からしたら目の前にいるからこそ可愛いんであって、

スマホで見てもなんとも思わないんですよ。

 

いやはやこんなに面白くないと感じたのは久しぶりだったので、しかもそれがいつも可愛い可愛いと愛でてる子の動画だったので自分でも驚きました。
私こんなに人でなしだったの?って思っても面白くないものは面白くないですもの、
仕方ないですね。
リアルで言えないので、ここに吐き出させてもらいました。

 

私も子供の動画を見せるのはやめようっと。

 

次回からBLに戻ります。

リカー&シガレット:天然ぐるぐるエロ君の一人机上の空相撲

座裏屋蘭丸先生の新刊です!

もちろん作者買いしました。表紙から今までのとは毛色が違うなと感じてましたが、まさかのコメディ(軽い)路線だったとは!

お話の内容は、とある国のとある町の坂道の途中に酒屋とタバコ屋が向かい合ってありました。そこの後継ぎ息子たちは幼馴染。酒屋のセガレ・テオは酒屋なのに下戸。それを知ってるのはタバコ屋のセガレ・カミロのみ。ひょんなことから収穫祭の利き酒大会にテオが出ることになり、夜な夜なカミロと特訓をすることに。カミロはテオが大好きで「お試し」で付き合うようにテオに頼みます。で、下戸でぐでんぐでんのテオをあの手この手で気持ちよくさせて…。テオはテオでカミロの気持ちは知ってるものの、自分の気持ちも傾いてるものの、男同士でどうしたものか、と足踏み中。
と、こんな感じでしょうか。

 

いやぁ、なんというかもどかしいよね、色々考えちゃうテオにストレートに迫るスパダリ・ゲイのカミロ。あ、ゲイというかゲイ寄りのバイですかね?でも昔からテオにぞっこんで、なのに彼女(彼氏?)がいたけど現在はフリーという立場。
チャラいようでいて実は一途。恋に生きるラテン男子。

テオはテオであと一歩踏ん切りがつかず、でも毎回ほろ酔いの時にカミロの手練で翌朝パンツを替えられてしまってるくらい身を委ねてるほどメロメロ。なのに一線を超えたくないのか超えられないのかぐだぐだと踏みとどまってます。

こんなテオなので毎回お預けを食らっているカミロ。でもまさかお試しとはいえ受け入れてくれるとは思わなかったので、テオの淫らな反応を見て楽しそう。
カミロの理性(=下半身w)に乾杯。

 

 

そして改めて脱帽します、座裏屋先生の画力。こんな貧弱なボキャブラリーでレビューするのもおこがましいと思うくらい素晴らしくとんでもないんです。
見てるだけでも至福・眼福です。BLにはまって良かったって思うくらい。

 

まずあの南国の暑い日差しを思わせるようなカラー扉絵。舞台はキューバとかブラジルとかその辺りでしょうか。
少し前にレビューした「VOID」の湿り気を帯びた英国風な世界、「眠り男〜」のアメリカンな大陸的開放感、「ペット契約」の閉鎖的空間、「コヨーテ」の欧州的都会感など、座裏屋先生の作品は舞台の世界観が背景でしっかりと描かれているのですごくその世界に入り込みやすいです。登場人物も実際そこにいそうな性格だったりします。

カミロの優男な大人セクシーさと、テオのキュートな褐色の身体。いや、キュートなんだけど同時にとんでもなくセクシー。あのしなやかさと肌のつや+あの時の艶っぽい表情は座裏屋先生の十八番ですね。トーン使いも秀逸。つるんとハリのある肌の質感、ぷるんとした唇、筋張った腕、体幹の逞しさなど、ほんとにほんとにどこをとってもイイ。

 

そして毎回感嘆するのが描き込みの緻密さ。ボトルの質感もさることながら、南国らしい部屋や家具などの簡素な作りに合った描き込み方、そしてワイン祭りの時なんて何人描いてるの?とにかく人をモブですら活き活きとしっかり描かれています。

 

そんな中、名前を付けられた主人公達をとりまく友人ズも勿論丁寧に作りこまれています。口が悪くて色々悟るし煽るけど友達思いで男前なディエゴ、ナチュラルボーンバリネコなマリノ、二人ともラテンの男らしくさっぱりきっぱりしています。ぐねぐね考えてるのはテオとカミロだけ。
ま、この二人がさっぱりはっきりしてたら話がすぐに終わっちゃうんですけどね(笑)
ディエゴにスリスリしてるマリノがかわいいw
この二人の発展したお話も見てみたい気もするけど、ディエゴはこのままストレートなディエゴでいてほしいとも思います。彼の身体好きのマリノもばーんと受け入れちゃう大らかなラテン女性とケンカップルになってると嬉しい。

 

んで、描き下ろしがまた…!!!

テオに思いが通じてネジが一本外れちゃった感のあるカミロ(笑)とおずおずながらもしっかりと恋人に応じるテオが可愛いwww
マリノらしいテオへのプレゼント…!!!これがそういう名前って初めて知りましたwww

そしてそれを使ってエッチへなだれ込む2人。本編では本番が最終話しかないので、ここでた〜〜〜〜っぷりと魅せてくれました。んふふ。

そうなんですよ、この二人、本番は最終話だけなんですよ。それまで「お試し」だったしね。いや、でもいやいやいや、途中でもエロ不足とは全く感じないんですよ。
もう二人の絡みがエロいの!お試しなのに!キスシーンたっぷりでこれがまたエロい!
そりゃテオのパンツもぐちょぐちょになっちゃうよ。

 

しかもすごく計算され尽くしたアングル・ポジションで描かれてるので、エロいのに修正いらず!!これ重要!テストに出るぞ!
セクシーで艶っぽい素敵な場面なのに、局部ががっつり白抜きになってるとそれだけでテンションだだ下がりですからね。


描き下ろしの時も別のアプローチをされています。なるほどね!これも修正いらず!
さすがです。