アラフォーがリアルで言えないハマリ事を語るブログ

アラフォー主婦がリアルで語れない事を書くブログです。とっちらかってます。

かしこまりましたディスティニー〜Answer〜上下:オメガバース界においてのレア物件

ありゃ、オメガバース世界の話はあの話を最初にって思ってた話があったのに、こっちが先になりました。

さちも先生の「かしこまりましたディスティニー〜Answer〜」上下巻、揃いましたね。これでこの「かしディス(?)」世界は一段落ですね。

 

話の内容は前作「かしこまりましたディスティニー」の「魂の番」カポーにつく執事さん同士のお話。久藤と宮内。久藤はα、宮内はβで、最近産まれた上記カポーの双子ちゃんのお世話係をしています。で、この2人、ツンデレのツン要素が過多で若干ややこしいけど両思い。そんな二人の前に久藤の「魂の番」と言う男が現れて…!!??
てな感じです。

 

オメガバースの世界って特殊で、なんて世界作ったんだと思ったら海外原産らしいですね。海外にもBLラバーっているんだー。へーほー。

さておき、オメガバース、やっぱり普通はαとΩの「魂の番」がクローズアップされて、それにまつわる話が多いですよね。
抗えない運命なんてドッキドキしちゃいますもんねー。

で、αとΩの話が多い(当社比95%)。βは大概モブ扱い。

そんな中このお話のカップリングはα×βなんです。そこにα久藤の「魂の番」が出てきちゃうんです。そんなの出てきたら大概のお話(の追憶話等)では運命に逆らえずにガブリといっちゃう。で、当て馬βとはバイバイだったりするんですが、こちらでは逆っすよ。メインカポーの当て馬がいわゆる「魂の番」なんですよ。おーい、いいのかー?て思いました。

鬼執事だった久藤の宮内に対する愚直すぎる溺愛っぷり、それゆえに「魂の番」のハジメくんとの関係に苦しんで苦しんで、宮内も久藤が大好きなのに相手の幸せが第一と身を引いてしまい、しかも過去の行動を完全否定してしまう自分の今の気持ちもあって、それがまた自分も久藤も苦しめて…、ハジメくんも好きな人の幸せを願うがあまりの行動。三つ巴の中、御誂え向きの状況でハジメくんが仕掛けました。

久藤ピーンチ!しかし久藤の理性すげー。いや、理性じゃないですねアレ、本能?

はー、オメガバースの世界にも躍進しすぎた医療技術が入ってきてるようですね。
しかし南雲さん、どうやって…。

 

いやはや、収まるところに収まってなによりでした。しかしこの上下巻一番の見所は下巻最後の描き下ろしでしょうよ。

もうツンしかない宮内がデレ宮になったときの破壊力ったら…!!

あの最初の頃はキリキリしかしなかった久藤、今では宮内の前では完全溶解してますからね。人は変わるもんです(笑)

 

この上下巻を読むにあたって最初の2巻も読み直したんですが、こちらの魂の番も良いねぇ!「女王蜂」の葵くん、今までの人畜無害そうな少年から一気に妖艶な華になっちゃいましたねー。このギャップがいい。その後も表舞台(?)の彼は相変わらずのほんわかした愛されオカンなのだけど、あの夜の顔や態度がちらついて…

次郎、果報者よのぉ。。。