アラフォーがリアルで言えないハマリ事を語るブログ

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はだける怪物(下):かんちゃん救済物語完結!

はー、ようやく出ましたね、おげれつたなか先生の怪作「はだける怪物(下)」!

ほんっっとに待ちました。雑誌の方で終わったのって1年ほど前じゃないですか?

かなり人気だったのですぐに出るかと思ったのに待てど暮らせど音沙汰なし。
で、ようやくこの年末にリリースされました!
そしてようやく話が繋がった、というか理解できました!やっぱりコミックはいい。

 

お話は「錆びた夜〜」のDV男、かんちゃんの現在のお話。弓と別れたかんちゃんは転職した先の部下・秀那とセフレからの恋人同士になります。が、秀那は大阪に2年の転勤辞令。遠距離になります。そして転勤先の先輩が好きなバーの店長が東京出身でかんちゃんの部屋に貼ってある写真とそっくりの笑い方をしていて…までが上のお話。

下はその後、店長はやっぱりかんちゃんと付き合ってDV被害にあってた弓。秀那はかんちゃんと弓の関係の修復をできないかと思いますが、弓の背中を見て事の重大さに気づいてしまいます。弓も秀那からかんちゃんの近況を聞いて行動を起こします…。

 

あぁ、元カレと今カレが出てくるような話ってあまり読んだ事ないんですが、こんな両方からの救済話はまずないですよ。かんちゃん愛されてるなぁ、と思いました。

弓は弓で今は真山と幸せな生活を送ってるけどかんちゃんの事は忘れることはないし、付き合いが長いのは弓も同じなので、かんちゃんの事をよくわかってる。背中を見られた時につぶやいた一言はずしりと来たなぁ…。
そして素晴らしいアシストを秀那に託してかんちゃんを救いました。
かんちゃんとの楽しい思い出が強く残るといいな。

 

秀那は過去のかんちゃんを知りえないし、全部を知る事はできないけれど、支えるという今カレの包容力でかんちゃんを包んでます。

もう、この二人とかんちゃんはこうなるべくしてなったんでしょうね。

 

雑誌に掲載されていた終わり方とは随分変わりました。雑誌の終わり方はこれからも日常が続いていく感じで、これはこれでよかったんですが、コミックの終わり方はもっとシンプルに一区切りついた感がありましたね。
同じシーンは雑誌の方にもありましたが、コミックの方、置いた手が逆になっており、そこに光るものが…!!
んもー!素敵すぎる。うん、このタイミングでも良い!むしろわかりやすい。

エッチシーンはさすがの林田さん(笑)
初ド○イが描き下ろしで、だなんて驚きです。もうガンガンやっちゃってんだと思ってました。(いや、描き下ろしではなく番外編でしたね。初出が随分前のようです。そりゃそうですよね〜)

あんなにエロいのに。そしておっさんの似合わないエロ下着姿www

あんなにエロい林田さんなのにもう全然似合ってないとこがまたwww

 

上巻はずっしりと重く、特典の「薊」なんて読んだ日にゃぁもう一日中暗い部屋でベッドに丸まってしまいたい感満載でしたが(コレもかんちゃんの背景を知るには必要不可欠なんです。ただ、内容が内容だけに居た堪れない…)、下巻は読了感ほんっとよかったです。かんちゃん良かった。買って良かった。

 

そして今度は弓と真山のその後が読んでみたくなりました。
「はだける〜」の数々のシーンとリンクしてほしい。