アラフォーがリアルで言えないハマリ事を語るブログ

アラフォー主婦がリアルで語れない事を書くブログです。とっちらかってます。

恋する竜の島:世紀を超える極重執着愛2本立て!

ちしゃの実先生の新作です。
といっても数ヶ月前に出たんですが。

 

この方の作品は結構独特で、絵も独特で、好みが分かれるのかもしれません。
私は好きですね。チラッと入る笑いもシュールで好きです(笑)

 

今回のお話は竜にまつわる2つ。1話目は黒竜。1000年前に出会った「千凪」と一緒になるために1000年の時を費やし、ついに人間になった元黒竜の竜崎。
舎弟を従え生まれ変わってるはずの「千凪」を探す日々。目印は竜と交わった者の体に現れる「呪い」の黒い竜痕(身体の皮膚が一部ウロコ状になる)。気配はするのに見つからない。そこに現れたのが白い竜痕のある男で…。

2話目はその白い竜痕のある男・虹野と白竜のお話。こちらの竜は竜のままです。1400年も前に出会った2人はある約束をします。その約束を果たすためだけに白竜は生まれ変わりを探します。虹野が生まれ変わる度にその願いを叶えようと奔走するので、いつの間にか幸福を呼ぶ竜伝説としてありがたがられるようになります。
で、現世で会えた竜痕を持つ虹野をそばに置いてリゾート開発に明け暮れる日々…。

 

一言で言うと1話目は究極の純愛、2話目は究極のすれ違い愛です。

 

黒竜時代、吐く息が嵐を巻き起こしてしまうので、千凪とは喋れてないんです。
千凪と話したい、自分の想いを声に出して伝えたい一心(まぁ他にも色々と…ゲフンゲフン)で1000年超えて探してるんです。
竜崎の千凪に対する深い深い想いが痛いほど伝わってくるんです。ぶっきらぼうな言い方なのに。すごく不思議。
千凪を探してるのにも関わらず舎弟のヤスも可愛くて仕方ないという気持ちがあってその罪悪感が竜崎を苦しめます。
そして捜索の末、最終的にラブラブエンドなんですが、もうまさかなんですよね。察しの良い方はわかってしまうかもしれません。あーでも最後まで読んでね。
ほんとこの2人の純愛はものすごいです。BL界一かもしれません。1000年経ってますんでね。いや、時間の経過だけでは計れませんが、ほんとに一途。二人とも健気。

 

虹野と白竜の白夜のお話はまた少し毛色が違っており、実は白夜は黒竜のお兄ちゃんらしいんですが、2人の接触は前世も現世もありません。ただ虹野だけ元黒竜の竜崎に会ってますが、その後白夜の元へ連れ戻されています。

こちらのお話はちょっと複雑。生まれ変わる度に探される虹野が魂レベルで絆されて今に至るんですが、前世を全く覚えてないんですよね、当たり前ですが。それに白竜伝説も相俟って最初から身体目的だと思って反発しちゃうんです。
白竜は白竜で約束を果たそうとする度に虹野が死んでいく(逃げられる)ので、ちょっと虹野に対して自信喪失しています。
それでも強引にいたしてますが(笑)
その気持ちのすれ違いがくぅぅ〜〜っとくせになります。

 

もうね、この方のセリフ・モノローグがすごいの。なんでこれでこんなに伝わるのかな?ってぐらいにグイグイ気持ちが伝わってきます。独特の世界観も素敵。
ぶっちゃけ極重の執着愛ですが、キモくない、むしろ涙しちゃう、というね。
この方の技量はなんなんでしょうか(褒め言葉)。

 

そしてエロい。ひゃーこれですよ、エロいんです。
1話目はそれほどでもないんですが、千凪が色っぽくていい味出してます。最後はエチシーンございますwww
2話目は最初からガツガツガツガツ(笑)
虹野って苗字みたいな名前の男がもーぅエロいwけしからんwww

 

いいね、こんな大恋愛してみたい!
とは傍観者の意見ですかね。

(暫く考えて…)うーん、やっぱり傍観者でいいわ。
観せて魅せて!!