アラフォーがリアルで言えないハマリ事を語るブログ

アラフォー主婦がリアルで語れない事を書くブログです。とっちらかってます。

ニューワールド・ラブトピア:モブ●も触手もどんとこいなニューラブ

三ツ矢凡人先生の新作です。

この方色々と人外ものを描いてらっしゃいますが、今回もそのクチです。

なので人外・触手などが苦手な人は触れない方が良いかもですねー。
あ、でもすごく良い作品なので見て欲しい、でも生理的にダメならいたしかたない。

 

人類と異世界から来た生物が共存する世界でハチはおじいさんが勤めていたニューワールドという異生生物を飼育・展示している動物園に就職します。ドジっ子ハチは初日から教育係の蓮見からしごかれます。
そこで飼育されている生物や飼育員さんとの交流(?)、さらには子育てまで多岐に渡ります。

 

もうのっけから「夢さん」と名付けた異世界の人と夢の中でやっちゃってます。これがハチの日常のようです(ちょっと緩い?)。そしてお仕事初日、蓮見にドヤされて意気消沈の中聞こえてきた歌声に誘われてやってきたのはアルラウネという植物のような人のような生物の飼育小屋。
ほら、ここで触手がでてきます(笑)これは枯れる寸前のアルラウネが苗床にしようと、慕っていたじいさんの孫のハチを(勘違いして?)呼んでたらしく、内情を知ってるらしい蓮見は寿命で枯れた触手の中で倒れているハチの中から種を取り出します。
オゥ、まさしく「種付け」ですね!

 

その後は旧知の(?)人魚シレーヌちゃん(オス)のお世話をやるんですが、シレーヌちゃん、ハチに度々ちょっかいを出してきます。その度に蓮見に怒られるんですが、彼には彼なりにハチを守ろうとしていたようです。アルラウネの件で体が敏感になってしまったハチを人魚の体液で治すんです。はい、体液で(笑)
行為はどうであれ、シレーヌちゃんはハチを通してじいちゃんに恩返ししたかったようです。

若かりしじいちゃんと一緒に遊んだ子供時代を回想するシレーヌちゃんの笑顔はなんだかじんときます。

 

そして次は空に天使(レア)が現れてニュースになったと思ったらハチがニューワールド前で天使の卵を拾います。まぁ色々とでてくるもんです(笑)
蓮見先輩はマスクをして体調が悪いようです。
そして卵から孵った天使はハチを「まま」、蓮見を「ぱぱ」と呼び、ママの身体、天使ちゃんが成長できるように作りかえられました(笑)

この天使ちゃん、めちゃくちゃ可愛いです。そりゃ絆されますよ(笑)
そして成長早いです。1ヶ月で大人になりました。

 

で、体調の悪くなってた蓮見先輩の理由と正体がわかり、じいちゃんと異生生物達との交流も少しずつ解明していきます。

 

このお話はハチとじいちゃん、そして周りをとりまく人(生物)との優しい愛のお話でした。みんなじいちゃんにお世話になったのでその生物なりの恩返しとしてハチに接しています(天使ちゃんは違うけどw)。そんな大きな愛を一身に受けてハチは自分の気持ちに気づいていきます。


ちょっと気になったのは人類と異生生物が共存してるにも関わらずどうして異生生物動物園なんてもんがあるのかな?てことです。まぁそこを疑問視しだしたらこのお話の根底からぐらついちゃいますし、見世物というよりも希少種の保護が目的だったのかな?とも思えますし。でも動物園で飼育って…。


さておき、番外編でさらに色々と種明かしがあるんですが、これ、本当に1冊だけに収めてしまっても良かったのでしょうか?他にも描きたい生物がいるみたいだし、生前のじいちゃんと生物たちとの交流もますます気になるし、他の作品を匂わせる同僚がいたりでこれは続編あってもいいんではないでしょうか?

でももう恩返しフィーバー(?)も終わっちゃったし、収まるところに収まったのでこれ以上かき回してもなんだかなぁ、とも思うので続編はじいちゃん回顧録とか!
「夢さん」のモデルになったあの方がどうしてそれを選択したかの経緯も知りたいです。

 

ほら、やっぱり「じいちゃん回顧録」を続編でおねがいします!