坂下先生の偏愛指導:変愛だけど可愛いよ
山田ロック先生の新刊です。
母親以外の人が作ったものは食べられないDK鬼塚嶺緒。罪悪感を持っているので誰にもその事を言えず、人知れず義父が作ったお弁当を捨てる毎日。それを見かけたのが偏愛教師坂下。遅刻常習犯の嶺緒を「生活指導」と称して密室で…。
という感じのストーリーでした。
いや、最初読み始めた時は嶺緒クン、ヤンキーかと思ってました。ヤンキー故に遅刻常習で、服装もブレザーの下をパーカーで通してあんな髪色してるのかと思ってたんです。が、読み進めていくうちに、あれ?なんだか違う、ヤンキー特有のトゲトゲ感がない…?と気づき、結局食にちょっぴり神経質で愛に飢えてるモテDKということに気づきました。
いくら他人にモテても知らない子から手作りお菓子を押し付けられる毎日に辟易してるのでリア充って訳じゃないんですよね。そんなレオくんを見つけた変態坂下先生、敬語で「生活指導」を始めます。
いやぁ、いいですね、敬語攻め。レオくんを弄んでるように見えるけど、尽くしまくってるのが執事漫画に通ずるものを感じます。最初は先生の変態っぷりにドン引き恐れてたレオくんですが、次第に先生の重い愛なしでは生きられないようになっていきます。最初はぷちコミュ障なのにモテるという微妙な立ち位置だったレオくんが可愛い受けDKに変化していくのがイイ。で、それに気づいてるけど言い出してくれるまでじっと我慢の親友もイイ味出してます。彼と先生の元カレに邪魔されたけれども結局お互い離れられないなんて。うふふ〜。
しかし、途中の当て馬元カレ君は一体なんだったのでしょうか?一度自ら逃げたけど惜しくなって戻ってきたの?よくわからないまま消えてしまいましたね。
あとパーカを素肌の上に着るのもよくわからない(笑)ジッパーとか直接素肌に触れて冷たくないんですかね。その後首元のキスマークを隠すようにシャツにネクタイ締めるようになったからいっか。
それよりも親友クンとその彼氏(親友クン曰く彼女)の仲も気になります。
ヤンデレ?ねぇ、ヤンデレなの??
最後の坂下目線のお話萌えました〜。
あんなことやられたら坂下先生もう手放せないよね。
最初は変態教師vsヤンキーの話だと思ってたら実際は可愛い変愛カップルのお話でした。