アラフォーがリアルで言えないハマリ事を語るブログ

アラフォー主婦がリアルで語れない事を書くブログです。とっちらかってます。

SMごっこ:これはごっこじゃないんじゃない?SMの本性!?

三井椿先生の「SMごっこ」、タイトル通り2人でSMやってます。
まぁ、BL読んでたらそういう話もちらほら出てきますよね。道具使ったりとか色々…。

そんなゆるいSMとは一線を画するお話でした。

タイトルに「ごっこ」とあるからいつもの感じかな、なんて思ってたら甘かった(笑)

こんな部屋、道具、手枷?首枷?見たことないよー!と一瞬引いた(笑)

でもね、それでも読み進められたのは美人受け君の表情がとっても色っぽいから。
なにあのしなやかさ。あんな子がスリスリしてくれるならS冥利に尽きるわね。
S君はなんというか、普段は温和らしいのにクールに豹変すると、精神的にもSというか、でもついてきてくれるなら尽くしますよ、的な、自分の性癖を押し付けてはいるけれどもM君を懇切丁寧に扱うんですよね。奉仕の精神が見え隠れ。で、敬語なのがまたそそられる…。
アメとムチの巧みな使い分けでまんまとM君(元SM属性なし)を手中に絡め取ってしまいました。なるほど、SMって痛いだけじゃないのね。
最初は痛くて怖くて、痴態もさらされるけど、その後のご褒美が嬉しくて頑張っちゃうなんて、もうあなた完全にS君のトリコです。

この本ではこの2人の絡みがたくさん出てきますが、もちろんSMがらみで結構リアル(なのかも)なので、痛いの・汚いのが精神的にダメな人にはオススメできません。あ、でも激グロな場面は出てきませんよ。排○シーンもありますが、かなり爽やか(爆)に描かれてます。とにかく色んな意味でドキドキしながら読み進められます。で、その話が終わるごとに「劇的な変化を遂げるのはまた別のお話」的なモノローグがあって、いや、そこも読みたいのよ!!と前のめりになってしまうのです(笑)

あの本格的なSM部屋で五年間何をやったのか、ここまできたら全部見せて欲しいです。あの美人さんの苦悶しても綺麗な表情とは反対の、いつも涼しげなS君の感情の起伏の少ない執拗な攻め、見たことない器具・道具、攻め方…、巷のSMと言われてるものが霞んで見えてしまうような、なんだか色々とすごい本でした!
(正直痛いのが快いという気持ちは理解できませんが、当の本人たちがイチャラブしてたらそれで良いのです。)

続き、いや、その五年間に起こった受け君の劇的な変化をみたいです。
(重要なことなので2回言います)
5年後のM君は艶やかで美しい。愛されたのねぇ。。。