アラフォーがリアルで言えないハマリ事を語るブログ

アラフォー主婦がリアルで語れない事を書くブログです。とっちらかってます。

苦いのテーマ:クズ男と甘男を描かせたら天下一品。

阿部あかね先生の最新作、私の記憶が確かならばホントつい最近まで雑誌掲載されてましたよね。最近は単行本になるの早いですね〜。

 

ストーリーは幼馴染でずっと一緒だった2人がなっちゃんは大学入学、新は専門学校入学と同時に同棲を始めたところから始まります。昔からず〜っとイチャラブの二人、念願の同棲で浮かれます。近所に良さそうな銭湯も見つけたりして新しい2人の生活に馴染んでいきますが、大学でとあるセンパイとの出会いがあって、なっちゃんついうっかり足を踏み外してしまいます。でそれが最悪な形でバレちゃって…。

 

しかしこの方はクズ男を描かせると素晴らしいですね。ダメなのわかってるのに快楽に溺れちゃうもうどうしようもない心境とか、ついつい出来心・軽い気持ちでおいたやっちゃう男心?

こんな男が近くにいたらこちらから願い下げですが、新クンなんて優しいんでしょう。

そんな優しい新だからこそ、あの冷ややかな視線がゾクッとしますね☆

このほんわかな絵が黒く染まる時(笑)、阿部先生の本質がでるというか、ちょいと狂気を孕みますね。可愛いほんわかもどす黒い狂気もどっちも好き〜!

新は大人ですねー。大人で片付けちゃっていいんだろうか?最後あれでよかったのかな。大人になった二人として描かれてたけど、たった1ヶ月で?いいの?新クンはなっちゃんにベタ惚れなんですね。なっちゃんももうあんなこと2度としないでしょうね、いや、できないでしょうね。昔からのぬるま湯すぎて相手の気持ちもわかんなくなっちゃってたのかな?刺激が欲しかった?刺激強すぎて針の筵だものねw

 

センパイは出るとこでたら(?)「スパダリ」の称号与えられそうなほど良いオトコ。

今回はスパダリな間男(笑)でしたが、「ひろゆきさん」と幸せになってほしいです〜。

 

いやはや今回のは本当に苦かったです〜。

フルーツ、ガトーショコラ:ふわんふわんなリーマンカポーの話

来ました、キタハラリイ先生の新作!
前回のジェラートに引き続きスイーツで攻めてきますね♪

内容は会社の合同懇親会(?)で知り合ったグルメ(外食好き)な二人が毎週金曜の夜に食べ歩き、少しずつ丁寧に歩み寄ってカポーとして収まるお話です。

地味メン米倉さんはリア充嫌いの自分を卑下しちゃう人で、毎週誘ってくるキラキライケメン椎名くんがどうして自分なんかと外食するのか真意を汲みかねてる様子。
一方椎名くんは取引先の資料にわかりやすく付箋をつける丁寧な仕事をする、まだ見ぬ「米倉」さんが気になり、懇親会で一人食べてる米倉さんを見つけ、思わず声をかけた確信犯(笑)

 

パスタ屋のおネェ主人とお友達の米倉さん見てると真性ゲイなのかと思っちゃいますが、この方女性ともお付き合いしてたんですよね。一方の椎名くんもイケメンの上に人当たりの良さで男女ともにモテモテ。でも彼はどうやら最初から米倉さんがターゲットだったのでゲイ?米倉さんもまんざらではなくむしろドキドキしるので、やっぱり彼にもゲイの素質があったのか、それともゲイ自覚なく女性と付き合ってたのか…?と、どーでもいいことが気になっちゃいます。後に響いてこない最初のリア充嫌いの設定、元カノに振られてからそうなってしまったんでしょうかね。

椎名くんが米倉さんに勢いで告白してしまい、告ったからには落とす的猛攻途中に仕事が忙しくなってしまい、会えない時間が増える、という場面でモブにしては作り込んでる(?)川邑部長が登場、これは椎名くん持ってかれるか米倉さんが誤解してこじれるのか?とワクワク(?)しながら読み進めていきましたが、まぁそんなことはなく(ネタバレ?)、むしろ呼び水役となり、収まるところに収まりましたね。

 

この方のお話は凪いでる海のようで安心して読めます。今回の作品はエロ度は低く(前作比)、とまどいリーマンのふんわりふわふわな物語。このふんわり感はどこから来てるのだろう、と思ってましたが、この方コマ割りと場面配置が独特なんですね。斜めを多用して不安定な中にふわふわ感が余計にでてるとでも申しましょうか、そのコマ割りがお話の印象を余計にふんわりさせてると言いましょうか。

こんなにリーマンが可愛いなんてありえない(自警)

 

まぁこの川邑部長、結局米倉さんの後輩くんと縁続きらしく、今後この2人の絡みが期待されます。次回作はこの2人?

私が知ってるキタハラ先生の主な登場人物って皆落ち着いてるかふんわりした感じなので、後輩くんキャラがどう動くか楽しみです。

おっさんvs押せ押せワンコかぁ〜?

Young Good Boyfriend:歳の差カポーのほっこりラブ物語

ダヨオ先生の新刊。前作「Young Bad Education」からの続編で、晴れて恋人同士になった優等生水沢と中年教師のその後を描いた作品です。

 

きっと普通は読まないような絵柄なんですけど(失礼)、水沢の目がキラキラしたガラスの様でつい手に取ってしまいました。でも読み始めるとなんだか独特な雰囲気があって妙に引き込まれます。水沢(生徒)は優等生キャラというよりはいじわるリア充キャラなんですけどねー。まぁ医大行って医者になってるんで優等生ですね。

 

20歳の歳の差だけど先生がこれまたヘタレでいっつもテンパっててそれが初々しくてそんな歳の差があるように見えない。でも随所におっさん臭しててそれもイイ(笑)

前作の馴れ初め編も良かったけど、今回のその後編も良かった〜。なんてことない日常を描いてもテンポがイイのですぐに読めます。年齢によって水沢の顔がしっかりしてくるし、おっさんはよりおっさんになるし(笑)、でもお互いがお互いを大事にしてて二人で素敵に歳を取ってるのが滲み出ててほんわかした気分になります。最後はおっさんの回想と涙につられて不意に泣きそうになりました。あわわ。

 

度々事件が起こったり嫉妬や不安にかられてこちらまでドギマギする話もいいけど、アラフォーになるとこんな日常のほっこりした愛のお話も安心して読めるので好きになってきました。

そうだ、この人セリフ回しがいいんですね。少ない会話で的確に突いてきて、なんども読み返したくなる作品です。はー幸せ☆

百合も少し覗いてみたの…

さて、昨今BL漫画ばかり読んでたのですが、ふと、その逆、つまりは百合漫画というものはいかがなものか、と思い至りました。

オトコ同士の漫画はそりゃもうジュルリでグフフなものですが、オンナ同士とは一体どんなものか、アラフォーになるまで一切手をつけてないジャンルです。はてさて…。

 

で、ウェブあたりでちらりと覗いてみたのです。

結果…

 

感想一言、

 

なんだい?ありゃ。

 

でした。百合の萌えどころがわかりません。なぜこの子はあの子に恋してるの?友達でいいんじゃないの?と、百合が百合たる以前のところでキモチが躓いてしまいました。

 

女同士がきゃっきゃうふふなので女子率が高く(当たり前)、絵柄はいわゆる萌え絵と申しますのか?目がやたらと大きくて丸く、顔の半分以上を占め、中心よりも下に位置して幼さをだした感じの絵ばかり。それを言うならBL漫画も目と口を切開したような絵が多いですものね、お互いウケる絵が真逆ですのでね、どちらかに慣れてればそりゃ対極側の絵はちょっとどうかと思うのは仕方ないことだと思います。

まぁ生まれてこのかた40年近くオンナやってきた身としてはあの世界がさっぱりわかりません。同族嫌悪かもしれませんが、それよりリアルを知るが故にお話に入りきれない、そういう感じがします。あ、でも百合脳ではないからリアルでもないのか。

それを言えばBLもファンタジーなのは同じですね。でもいいんですBLは(笑)

覗いてみた百合世界には女同士の絡みはございませんでした。未遂はあったけど。どんなものか見てみたい気もしますが、なんだか怖いな。やっぱり道具とか使うのでしょうか?そういえばオメガバースの世界の百合版もあるのかしら?

なんて気にはなりますが、キモチも絵も入り込めないのでキホン遠くから傍観するだけとします。

BLにぐふふとなってる女子を遠巻きで見るノンケ(?)男子のキモチがわかったような気がしました。

 

「触らぬ神に祟りなし」とでも言っておきましょう。

ジェラテリアスーパーノヴァ royal vanilla:激甘注意…!クーラー必須!

ジェラテリアスーパーノヴァroyal vanilla、キタハラリイ先生の新作です。

ジェラテリアスーパーノヴァという本の続編だそうです。どうりで出会い方の描かれ方が曖昧なのに「あんな出会い方だったけど」的な会話がちらほらしてたんですね。だったらもうちょっと描けよ、と勝手に憤ってました。前作読めってね。はい(笑)

どうやら出会い系サイトで出会ってから恋人になった過程が前作に描かれてたようですね。

 

ストーリー的には超クールイケメンリーマンとワンコ系新人イケメンの激甘ラブストーリーです。もうそうとしか描けないっ!甘い!甘すぎる!!

他人とは恋人同士になっても眠れず、それが元で別れを繰り返したというリーマンがワンコとだと眠すぎるくらいよく眠れるというココロ許しまくりの状態です。

ちょっとワンコ系が出張で二週間会えない事があって、激務と上司のからみ酒(?)でメールや電話でもすれ違いの日々が続き、帰ってから速攻会いに行ったのにクールイケメンがやや拗ねてる状況がありましたが、もうどの話も甘いのなんのって。ワンコはスーパーワンコなのでどんな状況でも全くぶれないし、クールイケメンは昔を知ってる同僚に驚かれるぐらいの溺愛っぷり。

もうワンコへの自分の気持ちを隠せない、いや隠さない。がっつきすぎwww

それをがっつり受け止めるワンコも健気で一途でたまらんwww

この二人の一言一言に萌えてブルブルしちゃいます。

絵柄的に勝手にクールでツンデレな都会的オフィスラブ辺りを想像していたのでそれとのギャップも凄かった!

 

読んでると口から砂糖吐きそうですよ。もう。。。

しかもエロいので夏はクーラーがガンガンに効いた部屋でしか読めません。

 

いやはやいいものを見つけました。ぐふふふふ。

モブ山A治とモブ谷C郎の華麗なる日常への挑戦:これまたレアネタw

吾妻香夜先生のデビュー作です。

まぁ、タイトルでお判りの通り、「モブ」が主役です(笑)
他2作品は至極マトモな仕上がりなのになぜに表題作がこれなのか…。
ってあとがきでも他の主役(メンヘラ)に苦情を言われてるモブ2人(笑)大好きです。

 

お話はそのタイトルの通り、モブの2人が主役級カポーの「とあるクラスメイト」の位置からどうやったら皆に気づかれるようになれるかを模索する、という涙ぐましい努力の物語です(爆)

主役級カポーが繰り広げる物語のスミでモブあるあるを語り合う2人。話してるのにモブであるが故に吹き出しまで主役級カポー達に被られる2人w
そんな二人に残された道はただ一つ(そうなのかー!?)、モブ谷くんのお姉さんが愛読してる漫画を読んで覚悟を決める2人。

名前も適当につけられるモブ(本当のモブなら名前すらない)、鼻も省略される、あの穴や前も省略され…ると思ったらその時だけ変化するんですねー。こんな顔してたんですねー。高級素材…こんなに笑ったHシーンはありません(爆)

前後編になってて、後編は主役級カポーのライバルとして出てきたJKが大人になってからの話。彼女もモブ谷の姉さんに教えてもらった漫画で開花して漫画家として成功、でも何かが違うと悩む日々、と、このお話では彼女が主役、やはりモブの定位置に戻った2人ですが、ことごとく彼女の嗅覚を刺激して、彼女は新境地を開拓していく…。
そんなお話でした。相変わらずなモブ達(笑)

 


他の作品は若干ほの暗く、こじれ・メンヘラ入ってるので、同じ人が描いたのか!とびっくりしました。

でもやっぱり表題作はこの話で決まりでしょう。インパクトすごいしwww

 

私こんなばかばかしいお話大好きなんですけど、ダメな人っているのかしら?

 

 

かしこまりましたディスティニー〜Answer〜上下:オメガバース界においてのレア物件

ありゃ、オメガバース世界の話はあの話を最初にって思ってた話があったのに、こっちが先になりました。

さちも先生の「かしこまりましたディスティニー〜Answer〜」上下巻、揃いましたね。これでこの「かしディス(?)」世界は一段落ですね。

 

話の内容は前作「かしこまりましたディスティニー」の「魂の番」カポーにつく執事さん同士のお話。久藤と宮内。久藤はα、宮内はβで、最近産まれた上記カポーの双子ちゃんのお世話係をしています。で、この2人、ツンデレのツン要素が過多で若干ややこしいけど両思い。そんな二人の前に久藤の「魂の番」と言う男が現れて…!!??
てな感じです。

 

オメガバースの世界って特殊で、なんて世界作ったんだと思ったら海外原産らしいですね。海外にもBLラバーっているんだー。へーほー。

さておき、オメガバース、やっぱり普通はαとΩの「魂の番」がクローズアップされて、それにまつわる話が多いですよね。
抗えない運命なんてドッキドキしちゃいますもんねー。

で、αとΩの話が多い(当社比95%)。βは大概モブ扱い。

そんな中このお話のカップリングはα×βなんです。そこにα久藤の「魂の番」が出てきちゃうんです。そんなの出てきたら大概のお話(の追憶話等)では運命に逆らえずにガブリといっちゃう。で、当て馬βとはバイバイだったりするんですが、こちらでは逆っすよ。メインカポーの当て馬がいわゆる「魂の番」なんですよ。おーい、いいのかー?て思いました。

鬼執事だった久藤の宮内に対する愚直すぎる溺愛っぷり、それゆえに「魂の番」のハジメくんとの関係に苦しんで苦しんで、宮内も久藤が大好きなのに相手の幸せが第一と身を引いてしまい、しかも過去の行動を完全否定してしまう自分の今の気持ちもあって、それがまた自分も久藤も苦しめて…、ハジメくんも好きな人の幸せを願うがあまりの行動。三つ巴の中、御誂え向きの状況でハジメくんが仕掛けました。

久藤ピーンチ!しかし久藤の理性すげー。いや、理性じゃないですねアレ、本能?

はー、オメガバースの世界にも躍進しすぎた医療技術が入ってきてるようですね。
しかし南雲さん、どうやって…。

 

いやはや、収まるところに収まってなによりでした。しかしこの上下巻一番の見所は下巻最後の描き下ろしでしょうよ。

もうツンしかない宮内がデレ宮になったときの破壊力ったら…!!

あの最初の頃はキリキリしかしなかった久藤、今では宮内の前では完全溶解してますからね。人は変わるもんです(笑)

 

この上下巻を読むにあたって最初の2巻も読み直したんですが、こちらの魂の番も良いねぇ!「女王蜂」の葵くん、今までの人畜無害そうな少年から一気に妖艶な華になっちゃいましたねー。このギャップがいい。その後も表舞台(?)の彼は相変わらずのほんわかした愛されオカンなのだけど、あの夜の顔や態度がちらついて…

次郎、果報者よのぉ。。。