アラフォーがリアルで言えないハマリ事を語るブログ

アラフォー主婦がリアルで語れない事を書くブログです。とっちらかってます。

はかなげ。:ひたすら一人チキンゲームな篠田www

鹿乃しうこ大先生の最新作です!○○気シリーズ最新作です!

今回は迅君編(大本気)で暗躍したヤな奴、にしては美人すぎる遊馬とお世話係・篠田のお話でした。

心臓に疾患を持ち、入院がちだった遊馬を小さな頃からお世話をしていた篠田。
移植手術を終えて迎えた思春期の時も荒れてた時もずっとそばにいて遊馬の成長を見守ってきた篠田と遊馬の関係が、迅君の結婚(=養子縁組)話を聞いたところから変化していきます。

大本気の読了後、遊馬の生い立ちやらなにやら考えてしまって、スピンオフでも番外でもいいから救済して欲しいなぁ、と思っていました!
そしたら救済されてたよー!嬉しい!

 

しかもエピソード盛り盛りではなく、篠田とのいちゃいちゃに重点を置いてくださったのでその辺りとぉ〜っても大満足しております。

とにかく一回り半上の篠田の動揺っぷりが可愛らしい。そして心臓を患っていた遊馬の保護者目線から離れられず、遊馬の挑発にも耐えていつも恐る恐るの篠田、しかしその辺りのタガが外れたらどーんといっちゃう篠田。イイ!!

遊馬のはかなげ美人っぷりもサイコー!

○○気シリーズはほぼ全員が鳶や建築現場に携わるガテンな兄貴達で本人達も外野もかなりうるさいのだけど(これはこれでw)、「はかなげ」は一転、元生死をさまようほどの爆弾を抱えた坊ちゃんと執事(と言っても過言ではない)のほぼ二人きりの静かなお話です。このシリーズの題名で一番ピッタリなんじゃないでしょうか。
口数が少ないからこそ遊馬の一つ一つのセリフがキュンキュンきます。

この二人、大人×聡い坊ちゃんの相思相愛ラブラブ話なので、告白なんて野暮なことはしておりません。もう関係性は違えど連れ添った時間が長すぎて気持ち的には熟れた感じ。そこにこんなスパイスを効かせてみましたよ?てな流れ。
この関係はこれからも続くだろうけど、この二人を取り巻く環境がこれからどうなっていくんでしょうねー。気になります。
そしてもう直接関わることはないのかもしれないけれど、いつか迅君にも遊馬の幸せっぷりが人づてにでも伝わりますように。きっと泣いちゃうよ、迅君。

 

そして一緒に収録されている「大本気。リターンズ」、こちらも可愛いです。
今回は迅くんの旦那様、爽兵側の家族(主に弟)とのお話。
爽くんてば結構複雑な人生を歩んできたんですねぇ。迅くんもそういやいいとこのお坊ちゃんでしたよね。あんなナリだけどw

だからこそ優兵(爽兵弟)の憂鬱に共感できたんでしょうね。

もう一つの収録作品、「アトナゲ。」も大好きだー!赤石の狼狽えっぷりに大爆笑!中野スイッチもいい。
またシリーズ通して読みたくなってきましたよー。
また寝不足になっちゃうわ。アラフォーなのにダメよー。

もう全編通してエロさ全開なとこが素敵!あの顔、あの身体、ほんと最高です。
この人の描く絵って野郎なのに艶っぽいんですよねー。エロい漢なんですよねー。
目を惹きつけてやまないんです。イイ具合に抜けてるし。いつ読んでも好きだー!


過去を遡って読んでみると、その時代時代によって作画が変化しているのが面白いです。それは下手→上手というレベルではなく、確固たる基礎があって、その上で時代に合った描き方をしている、という方がピッタリきます。絵によってその時代が見える、という感じ。でも全部しうこ先生の絵なんだな、これが。

 

この続編ありそな感じですね。読みたい!読みたいですよー!できれば過去のこじれを解消して欲しいですが、そうはいかなくても迅くんに伝わりますように!

 

恋するインテリジェンス6巻:一途な怪傑ライオン丸

あぁ、古いですね。もうアラフォーじゃなくてアラ還の間違いじゃないのかとの噂も出そうですね(どこから)

 

でもね、こうとしか思えません。あぁ、柳さん…。

 

そう、丹下道先生の新刊(紙では半年前?)「恋するインテリジェンス」6巻です!

5巻で電子ではもう無理かも、と思いましたが、やっぱり背に腹は代えられません。電子出るまでじっと待ちました。

 

今回は気になりすぎてた柳×先森バディのお話。まるっと一巻ギュッと詰まってます。
もうね、最初のミッションから柳さんの一途さだだ漏れ注意報。その流れをバッサリと容赦なく一刀両断の先森さん。あぁ、報われないなぁ可哀想だなぁと読み進めると、昔の2人の関係、先森さんの気持ち、なぜそんなにツン98%でできているのかも次第にわかってきます。そうなるともう、もう先森さんにもキュンキュンきてしまいます。なんだこのカップルは。切なすぎる。4巻で気になってた「あの人」もでてきます。

 

それにしても柳さんの先森さんに対する健気な一途な途方もない愛はすごいですね。あれだけ無下にされ続けたら普通心折れちゃいますよ。でも折れないんだ。それだけでもすごい。先森先生の「男をメロメロにする技法」講座も他の誰より心底ウッキウキなんだもの。周りに花飛んでるし、可愛い。

 

気になってた先輩118期官達の更に先輩(108期官)の方々も出てきましたね。室長も108期官だったんですね。しかもBC!そしてマオちゃんと先森さんの育ての親!
誰が誰を育ててたか見てると、皆親子で雰囲気が似てる気がします。
育ての親と似てる…武笠がなんとなく不憫に見えてくるw
この巻でもマオちゃんに対するはりゅの変態っぷりが炸裂してます(爆)
「普通とは」が武笠の命題なのでしょうか(何もかも普通でない・笑)

室長、無茶振りしたり118期BC達に色々飲ませたりして引っ掻き回すなぁと思ってましたが、ここにきて私の中で少し株が上がりました。ただ、なぜ今それを言うのか。なぜ今まで引っ張ってきたのか。いやそれでも男前です。マオちゃんと119期教官に課せられる『室長のお仕置き』がとっても気になります…w

まぁまずは柳と先森さんですよ!ようやくわだかまりが解けた先森さん、それでもツン仕様はまだ溶けないですかー。いや、むしろその姿勢を崩さずにいて欲しい。柳の溺愛っぷりを受け止められるのは先森さんしかいないですね。しかしこの体格差、すごいですね。コロンとされる先森さん、かわいい。柳さんの「篠」呼びもかわいい。一体どのくらいブランクが空いてたのかわかりませんが、大丈夫そうでしたね。声我慢してる感じがイイ!そしてイきっぱタイム中の罵倒技。さすがツン98%。うふふ。


何度も読み返しては幸せをかみしめていますwww

あと千散さん、前巻のキャットファイトのイメージが強かったんですが、先森のキーパーソンになってます。彼も何か過去にありそうな感じですね。どうにもTCがBCを溺愛してるカポーだらけなので彼らの関係(千散さん>>>>><<牛通堂)がどういうものなのか気になり始めました。

当て馬(?)ジェシカがもう女装にしか見えない件w
下手したら先森さんより大きい?Aメリカ人だから仕方ないか?

 

この巻は現在と過去のお話が前後して出てくるんですが、そこに敷かれた伏線が最後パズルみたいにパカパカはまっていく快感。あぁ、この時に渡したかったのか、とか。わかってもう一度読み直すとまたまたキュンキュンして切なくなります。何度読み返しても美味しい巻です。

とにかくライオンちゃんとそれを抱きしめる先森さんが可愛いくて切ない…。

 

それからそれから、5巻で蔵本さんが鶏楽さんの尻拭いをしていた件、6巻でもその辺り描かれていましたね。ということは近々鶏楽さんと愛染さんカポーを掘り下げていただけるんでしょうか。それとも別の省の方々のお話になるんでしょうか。
久々に円ちゃんと土門さん&円ちゃんパパのお話も読みたいな〜なんて。どのお話でも楽しみです〜。

 

で、気づいたんですが今回の扉絵、有名絵画オマージュですね。
のっけから「仮眠室をTCとBCに分けるか決める会議」図が素敵。
BCに比べてTC達の動揺が激しくてwww
マオちゃん、桃月さんになにを囁かれてるのかしら?
次の扉絵もかなり省略されてますがマネの「フォリー・ベルジェールのバー」ですね。
後ろに映ってるのは愛染さんかな?どゆこと?

♯118-5の扉絵の2人も名前忘れましたが有名絵画ですよね。美しい…。

 

もーどこまでもどこまでも続いて欲しいこのシリーズ、次巻もほんと楽しみです〜。

そういえば最近ペーパーワークス集がでましたね。紙版のみ。ということはまた半年後に電子ででるかしら?それはぜひ購入せねば!

 

セラピーゲーム上下:大型ニャンコの飼いならし方

日ノ原巡先生の新刊上下巻です。
このお話は「シークレット×××」のスピンオフで、翔平の兄さんと三兎さんの弟がメインになります。シークレット〜はウサちゃんたっぷりの可愛いお話なんですが、このセラピーの方は大型猫が暴れます(笑)

 

内容は前作で翔平に意地悪をして大好きな兄さんに怒られ、凹んでた湊(三兎さんの弟)にこれまたユカに振られてやけ酒で泥酔した静真くん(翔平兄)が絡んだ話から始まります(前作にそのシーンがちょろっと入ってます)。

意気投合(?)して一夜を共にしたのはいいけど、あんなに気持ちよくなったのに静真くんは湊のことを覚えていません。腹いせに静真くんを落としてから捨ててやろうと湊はバーのオカマちゃん達と賭けをするのだけど…。

 

話の取っ掛かりはよくある話で、他にもこんなミイラがミイラ取りに…な話は読んだことあるなぁ、なんて思ったりもしたんですが、このお話はそこからの展開、そしてキャラクターがね、いいんです。


ツンデレというよりは気まぐれな大型ネコの湊とその気高いネコを手懐けようとする静真くんという構図。
ノンケな静真くんの「男に惹かれてしまう葛藤」もしっかり描かれています。

最初はなんだこの性格の悪い男は、と思ってた湊も、読んでいくうちに素直で優しい子の側面が見えてくる不思議。

静真くんの手に無意識にスリスリする湊が可愛いw
ダメだ、ダメだと思いながらも静真くんの手中に堕ちる湊が可愛いw
もーぅあんなツンツンしたコは静真くんみたいな人じゃないとダメですね。
自分の嘘に自ら傷ついちゃうのが読んでていたたまれない。
湊を煽ってしまったバーのオカマちゃん達も可愛い!みんなイイ子!

静真くんを振った不思議電波ちゃんなユカも最終的にはイイ働きするし(こんな子とよく2年間も一緒にいたな、と思ったけど、静真くんはその天性のスパダリ力でわがままな子を甘やかすのが好きなのかと何となく納得した次第)、周りの人たちもちゃんとキャラが立ってる。

いつもはふんわりな三兎さんのちょっと腹黒ぽい面も見れてなんだかワクワクしてしまいました。最終的にはそれが湊を鼓舞することになるんですがね。あぁ、やっぱりこの人は湊の兄さんだと思いました。なにこのラスボス感www

下巻では湊の重すぎる生い立ち、なぜこんなひねた子になっちゃったかが描かれてます。トラウマに屈せず静真くんに会いに行った湊、GJ!

翌朝の電話のシーン大好きです。あの納得いかない翔平の顔、湊の受け応え、そして真相を知って驚く湊、事情がよく飲み込めてない静真くん、どこを取っても大好物ですw可愛い〜!

 

少し気になったのが時間軸。後から出たので勝手に前作後のお話かと思ってたんですが、よく考えたらあの二人に湊がちょっかいかけてからの同時進行ですねぇ。
しかもこのラスト、前作二人の同棲開始よりも早いようですね。
だったら前作の終わり、翔平がお嫁(w)に出る時に静真くんが三兎さんに会ってるにもかかわらず、今作では湊の家から出てきた三兎さんを見てなぜ狼狽えたかが納得。
この時はまだ翔平の同棲相手として会ってなかったんですね。なるほど。

 

その後の二人が描かれたお話も大好きです。
4人で遊園地へ行った話もニヤニヤしちゃうしw、湊の不安の元を探ろうとする静真くんとそれを知ってドン引く湊(笑)もいい。
湊しか言えなさげな甘え&煽りセリフ群が更にイイ!
お仕置きHサイコー!翌朝、湊、何気に彼シャツ着てるじゃん!うはぁ〜!!!
将来の展望まで描かれてこの二人は揺るがないな、と安心する読了感でした。

 

それにしてもほんと素敵です。この攻めっぷりのいい絵!こういうお話にハマる!カッコイイ!
二人ともつり目ですが、意地悪つり目とスパダリつり目の描き分け、イイ。
さらに表情がイイんです。心の機微が見てとれる。目は口ほどに物を言う。ほんっとに!手放しで好き!!
まつ毛フェチの私としては湊の目は捨て置けません。しなやかな意地悪肉食系美人!シャム猫というよりはやっぱり静真くんのペット・サーバルキャットみたい。

 

あ、よく見ると上巻のカラーの湊、静真くんのペットのサーバルキャット達と同じ首輪してますね。うふふw

 

あーこうも好きすぎる話に出会えるのは嬉しいです。

大型新人の教育係 社内恋愛中:突っ込みどころ満載の体格差カップル萌え〜

晴山日々子先生の連載3冊目、最終巻です。

 

一冊目はこの凹凸コンビの馴れ初め、二冊目はライバル登場(どっちに!?)と異動ですれ違い(結局出戻ってきた)でようやくようやく…!!、三冊目で兄(姐)ちゃん登場!でどうなる?です。

 

この三冊目はどちらかというと後輩くんの家族との話がメインでした。
後輩くんがどうしてこの会社に入ったかの動機も含めて。2人の関係は揺るぎないものになってたので、甘々展開を予想していましたが、そこに兄さん登場。

さすが後輩くんの兄さん、長身!そして美人!

で、彼の性癖もあって理解してくれると思ってた兄さんに反対された後輩くん、先輩が兄さんとサシで話して和解してるにも関わらず、勝手に激おこで先輩にたしなめられたのを別れの予感と盛大に勘違いwww

あー、もう少し話聞こうね。若さゆえの〜ですかね。いつもはスパダリ全開のどっちが年上かわかんないような後輩くんがここでぐっと若輩者に見えますw

 

ま、若さゆえにその後どーんとはじけちゃいますね!わはははは。

 

3巻完結なのに最終巻ないのもなーと思って手に取っただけですが、
買ってよかった!得に描き下ろし!ちっちゃい先輩が超エロいんですよ…。
全てがでっかい後輩を受け入れるために人知れず努力してたよ、この人…。
結局見つかっちゃうしw 後輩くんの前で披露しちゃうしww 実は2人で絶○だしwww

 

ちっちゃいけどオットコマエな先輩といろいろでっかい後輩のお話、またラブラブしてる後日談とか読めればいいな〜なんて思います。

 

実を言うと後輩くんの髪の毛が若干気になるのです・・・スネちゃま?(笑)

 

おくびょうなディア:塩キャラメルなお二人、大好きっ!

 秋雨るい先生の新刊、不機嫌なディア続編です!

 

今回は前作でメインの2人に絡んでいた元気なエロ作家とその秘書さんの馴れ初めのお話です。前作読了時にもう既に続刊が気になって気になってワクワクしてたのですが、期待を裏切るどころかもーぅ私のど真ん中にズバーンと豪速球でどストライク!大好き!なにこの若旦那(秘書さん)!

 

最初からあのカラー扉絵(?)、ものすごく好みです。渋い紫で統一されててあの二人の世界(むしろ若旦那の脳内・・・?)が表現されています。素敵〜。

 

官能小説家の百武(もとぶ)は出版社の編集室で配達に来た和菓子屋の少し憂いを帯びた若旦那・忍に一目惚れ。その和菓子屋を突き止めて足繁く通ってついに若旦那をゲットします。でもなんだか慣れてる風?それに夜のうちに帰ってしまうのです。でもそんな若旦那にどうしようもなく惹かれてグイグイ押してるうちに若旦那も手の内を見せ始め・・・

という内容です。

 

あの憂い顔の若旦那、セクシーです〜〜〜。
その顔から発せられる辛辣なセリフも好きぃっ!もっと言ってぇ!!この野獣調教師!
百武とともにグイグイいきたくなっちゃいます!

最中の煽り文句も文句なし!エロエロですよ!若旦那!

 

で、どうして若旦那があんなに慣れているのかの真相も・・

も、も、もぉぉぉーーーーー!

ダメです若旦那!新たなエロテロリスト爆誕です!なにこれ、新種の誘い受け?こうするとこう動く的な計算が全くない先天性誘い受け!こりゃ理性も吹っ飛ぶわw
はぁぁ〜ほんと文句なしですよこの二人!いや、若旦那のエロさにはまいったね。うん、これは女には扱いきれないわ、無理だ。

 

若旦那の憂いの秘密、それは2年前の事故で母を亡くし、その為に父との溝が更に広がり、尚且つ事故の後遺症で自分の将来も・・・と憂いを帯びるには十分なバックグラウンドなのです。それを百武がポーンと軽くしてくれます。いい関係です。こういうの大好き。

 

お父様はお父様なりに息子の身を案じてたのですが、不器用で息子には通じず、ある日若旦那に笑顔が戻ってきているのを見てその恩人を突き止めようとします。ようやく張本人を前にしたお父様。が、彼が自分もファンの小説家・百武だと知り、パズルを解くように計らずも二人の関係に気づいてしまいます(百武もw)。なのに若旦那だけついていけてなかったですね。かわいい(ぷぷぷ)。ついにお父様は事故後の若旦那に対する胸の内を語り、若旦那との確執も解けました。よかったよかった。

 

しかし若旦那ってばなんて殺し文句を多用するんでしょっ。あの場面もこの場面も言葉数が少ないにも関わらず百武ど真ん中を射抜くスナイパーのような言葉の応酬。
素敵すぎる〜〜〜!!!!
そしてピリリと塩対応なところも甘々な二人の関係に良いスパイスとなっております。

 

和菓子屋の若旦那だけあって作中に和菓子が沢山登場しますが、どれも美味しそうな上に季節感ばっちりで、過ぎていく季節の移ろいも丁寧に綺麗に描かれています。

 

前作の桜庭センセもちらっと出てきますが、このセンセと若旦那の百武に対する評価の違いたるやもう別人の事じゃなかろうかと思うほどw

でも冒頭にでてくる桜庭センセのやられっぷりをみるともうしょうがないな、と。

 

で、お話は桜庭センセがお仕事を引き受ける旨の一報を受け取ったところで終わるのですが、これでまた前作が読みたくなり、読んでるうちにこの2人のお話も読みたくなり、そしてまた前作へ戻る・・・という恐るべきスパイラルが仕組まれています。
もう自ら進んでハマっちゃう!

 

特典もエチはなくても極甘の可愛いお話でした。前作の編集くんもとばっちりw

ふきげんなディア:素直できゃわわな2人

不機嫌そうな眼差しの表紙に思わず手が伸びてしまいました。
ぶっちゃけると新刊キャンペーンで安くなってたからなんですが。
気になってたので!丁度いいかと!!(言い訳?)

秋雨るい先生の初コミックスだそうです。いやぁ、初なのにこんな素敵なお話ありがとうございます!

イケメンイラストレーターの担当になった新人編集くん、引き継いだお仕事が一筋縄ではいかないもので、いつ行っても先生は不機嫌。でも持ち前の素直すぎる言葉でイケメン先生をついに陥落させてしまいます。その後の編集くんの天然っぷりは素敵としかいいようがない。

 

このお話の何がいいって素直!これに尽きます。編集くんの率直なまっすぐな言葉が先生を動かしてしまいます。いろんな意味でw

こんなまっすぐな子を目の前にしたらちょっと歪んでしまってた先生もまっすぐにならざるをえないですね。お互いその時に言ってほしいことを言ってもらえる、なんて素敵なwinwinなんでしょう。

編集くんが先生の態度でぐるぐるする時も素直にぐるぐるなので気持ちよく読めてしまいます。そう、このお話、本当に気持ちよく読めるんです。読後感もほんわか〜。

 

最初の一話目はあれ?と思うくらいタッチが濃いですが、二話目から表紙と同じようなタッチになります。ついでに言うと編集くんの天然っぷりも二話以降顕著になってきます。さらさら〜っとエチも素敵です。素直に言えちゃう編集くん、無敵ですね。
いたしてるとこ、ちらっとさらっとしっかり描いてます。いい頃合いの場所に効果音や手が入ってて修正いらず!この表現法は素晴らしい。
それに編集くんが素直に反応した結果、最初から・・・んもー!なんて素質のある子なんでしょっ

晴れて思いが通じ合った後、打ち合わせなどがなく、暫く会えてなかった後の再会時も先生は素直に「俺を何だと思ってんだ!」と怒り、編集くんは素直に「好きです」と天然ぷりも遺憾なく発揮しながら先生をメロメロにしちゃいます。こんなバカ甘ップル大好きです。さりげなく合鍵持ってるし〜!ってそれどんどん使おうよ!

この時、編集くんてば、ちゃ〜んと自分で準備してきちゃってんです。
そりゃ先生もタガはずれちゃいますよね。なんて・・・なんて素直なの!!!

 

一緒にお話を盛り上げる先生の旧友(悪友?)のエロ小説家とその秘書さん、もーこれは!とこのお話読んでる時点で次の先生の作品ポチる決心しました。
天真爛漫ワンコvs美人陰有りツンデレさん、大好物です〜。

ほくほくだぁ〜

 

内田カヲル先生:リアル、この衝撃をどうすればいいのだろう…

すいません、作家先生のお名前を題名にしてしまいました。

こればっかりは漫画のレビューには収まりきりません。

タイトル通りこの衝撃、どうすればいいんでしょう…。

 

このBL沼にずっぷりとはまってしまってから色んな画風の漫画を読み漁りました。
それが高じてこんなブログを開設するに至ったわけです。読み上げた漫画量、このブログに紹介しきれないのが正直心苦しいのですが、プライベートも落ち着いてきたので、そろそろ溜まったものを書き留めていこうかな、と思った矢先、出会ってしまったのです。この方の漫画と。

 

BLを読み始めて、前から好みの骨格・筋肉がしっかりと描かれた絵が多く眼福な日々を送ってきました。こんなに画力のある作家さんたちが集う世界、しかもストーリーも素敵!うっとり・どっぷりでした。

で、内田カヲル先生の本に出会ってしまったわけです。この先生は他の先生と一線を画していました。画風は私好み若干オーバー気味なガチムチ系。それが良い方へ転ぶか悪い方へ転ぶかはタッチなどによるんですが、アリ、でした。正直この方よりリアルな画風の先生はいくらでもいます。私がここでおこがましくもレビューを書かせていただいた某先生方をはじめ、ここには書いてなくてもリアル画風な先生は沢山いらっしゃいます。

しかし内田先生のリアルはその全てを凌駕するリアル、いや、他の先生方はリアル画風だからこそあえて避けていた部分をあえて追求したといえば良いのでしょうか。

 

…、リアルな画風が好きだと言っていましたが、BLはファンタジーです。えぇ、あくまでもファンタジー。たまに現実ぽいお話の流れがあったとしても、やはりお身体の部分はファンタジーです。そこをあえてリアルに描き出してしまったのですよ!かの先生は!

 

最初に言っておくと嫌悪ではありません、むしろよくぞ描き出してくれた!やっぱりそうよね!と思いました。リアルを追求すればそこへ行き着くよね!と。

 

あぁ、もう、何の話をしているの?とお思いかもしれません。
ほんとにね、私もそう思う。

 

そう、この先生が追求したリアル、
それは一言でいうならば

K問題。

です。

 

K、です。男だもの、女子みたく皆つるんつるんではございません。
修正される部分に修正を免れて残ってるKだったり、いたしてる時に描かれるスネK(たまに受けにも)、フェチ漫画として胸や脇の下のK、などはよく見られます。お口を使ったので例のKがほっぺについてそれでバレてギャーとかいうエピソードもありますよね。至極普通の描画です(本当?)。

 

んが、この方の場合、胸・スネなんて序の口、もーぅガチムチおっさん受けのあの部分にこれでもかと密集させていらっしゃる。修正もなんのその、てかあの部分は修正があっても甘いので描かれるとばっちり見える。
うねうねってる、うねってるよ、密集してるよぉ〜〜〜〜〜その辺りつながるよねー。
あぁぁぁぁあ〜〜〜そう、そうよね〜。。。そうなのよ。
やっぱりおっさんはこうなのよ。
ファンタジーなおっさんは存在しないのよ〜〜〜〜。

 

見ようとしていなかった部分を、目を閉じる間も無く、むしろ目をこじ開けられ、ガツーンと突きつけられて…、我に返ってしまいました。
ひょっこり沼から飛び出る衝撃でした。

 

どうしましょう、本当どうしましょ。。。

 

この衝撃の出会い以降、いろんなこと(立ってる姿勢が変だよ!とか、そんなとこでやったら背中が血まみれ!とか)が気になってしまい、どっぷり世界に浸かることができなくなってしまったのです…。

 

いくらリアルな体格・体位を描いたとしても、美○ン描画を拝見したとしてもここまでの衝撃はありませんでした。むしろもっとやってくれ、と思っていました。

が、この未知との遭遇後はピクリとも反応しません。えぇ〜?どうなっちゃったのー?

自覚がないにせよ、よほどの事だったようです(他人事)。

 

もう、レビューを書こうとしてた漫画吹っ飛びました。そして改めて読む気にも…現在はなりません。

 

あーぁ、商売あがったりだぜ。