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アラフォーがリアルで言えないハマリ事を語るブログ

アラフォー主婦がリアルで語れない事を書くブログです。とっちらかってます。

窮鼠と俎上の鯉の重い恋♡

レビューという名の独り言

「窮鼠はチーズの夢を見る」と「俎上の鯉は二度跳ねる」、2巻完結だと思うんですが、水城せとなさんのBL本ですね。

この人は「失恋ショコラティエ」描いてらっしゃいましたね。ここから入って「脳内ポイズンベリー」も読んじゃって深くて良いなぁ〜って思ってたらまさかこの世界にもいらっしゃったとは。描いたのはこの2作品より前ですが。

 

いやーこの人の作品見てていつも思うんですけど、ほんっと心理描写が巧い。

そして重いっ(笑)重量挙げかってなくらい重いです。でもこのずっしりくる重さがイイ。

だから一度読み上げるともうしばらくはいいかな、と思ってしまうので(でも読むとずぶずぶハマる…恐ろしいっ)、本当は細い目繋がり(?)のあの作品とか「抱かれたい〜」の3巻の話を書きたかったけど、こちらを読んじゃったので次回に回します(あぁ〜!!チュン太〜〜〜〜〜!!!!!・悶)

 

この人の作品って、漫画なのに読み終えると文学小説読破したかのような気分になるんです。普段なら長いセリフがあっても、てれってれーと読み流してしまうのに(失礼)、この人の作品だといちいち読んでいかないと、あとで辻褄があわなくなって慌てて読み返さないといけなくなるので気が抜けません。で、読んですぐはまた何度か読み返したくなるので、そのサイクル終了後の疲労感が半端ないのです。なのに好き☆

 

そしてBL本にしては珍しく女性との絡みが多々あります。あれ?これってBL本だよね?と思うくらい。そうだ、掲載はBL誌じゃなかったんでしたっけ。まぁ、主人公バツイチのノンケですから。しかし、さすが女性が可愛らしい。でも女性の怖さも同時に描けるんですもの、やっぱりすごいです。

 

いやぁ、この方、心理描写を描かせたら右に出るものはいませんね。きっとね、こういう話描いてる人いると思うんですけど、この重厚感というか、リアルさというかを、セリフやモノローグだけで出せないと思うんです。普通はこの辺りの気持ちの揺れや変化は「行間を読む」感じで作者の意図を汲み取ったりして読者が自己的に浸るものなのかもしれないけれど(または2巻では終われない)、この方の場合はそこまでもがっつり描(書)いて、読者に浸る(自己完結する)スキを与えないぐらいしっかり凝縮して伝える…いや、見せつけてます。でも全部じゃないとこがまたイイ。

 

そして珍しくリバですね♡もうリバになるとこが重い重いっんふふっ

こんなに意味を込めてるなんて〜愛が重い〜〜〜

この重さが心地よく感じるのはやはりアラフォーだからでしょうか?ツボをぐいっと押してもらって気持ち良く感じるような、熱いお風呂に入って足先がジーンとするけど気持ちイイみたいな、若い頃はダメだったけど今は心地いい、そんな感じです。きっと昔は「絵は好きだけどさ…」と読めなかったと思います。

 

あんなに流れて流れて流されまくってた人が腹をくくったかと思えば、あんなに押して押して押しまくった人がテンパって覚悟が決めれなくなっちゃうなんて、ほんと恋って恐ろしいですね。

 

って、こんなに重い重いって書いてると、どんだけシリアスで暗い話なんだと思われそうですが、全然そんなことなくて軽いところは軽くて面白いんですよね。こんだけがっつり描いてるから登場人物の気持ちがイタいほどわかるし、それを逆手にとって笑わせられるのもこの人ならではだと思います。

 

ほんと色々と可愛いです。