内田カヲル先生:リアル、この衝撃をどうすればいいのだろう…
すいません、作家先生のお名前を題名にしてしまいました。
こればっかりは漫画のレビューには収まりきりません。
タイトル通りこの衝撃、どうすればいいんでしょう…。
このBL沼にずっぷりとはまってしまってから色んな画風の漫画を読み漁りました。
それが高じてこんなブログを開設するに至ったわけです。読み上げた漫画量、このブログに紹介しきれないのが正直心苦しいのですが、プライベートも落ち着いてきたので、そろそろ溜まったものを書き留めていこうかな、と思った矢先、出会ってしまったのです。この方の漫画と。
BLを読み始めて、前から好みの骨格・筋肉がしっかりと描かれた絵が多く眼福な日々を送ってきました。こんなに画力のある作家さんたちが集う世界、しかもストーリーも素敵!うっとり・どっぷりでした。
で、内田カヲル先生の本に出会ってしまったわけです。この先生は他の先生と一線を画していました。画風は私好み若干オーバー気味なガチムチ系。それが良い方へ転ぶか悪い方へ転ぶかはタッチなどによるんですが、アリ、でした。正直この方よりリアルな画風の先生はいくらでもいます。私がここでおこがましくもレビューを書かせていただいた某先生方をはじめ、ここには書いてなくてもリアル画風な先生は沢山いらっしゃいます。
しかし内田先生のリアルはその全てを凌駕するリアル、いや、他の先生方はリアル画風だからこそあえて避けていた部分をあえて追求したといえば良いのでしょうか。
…、リアルな画風が好きだと言っていましたが、BLはファンタジーです。えぇ、あくまでもファンタジー。たまに現実ぽいお話の流れがあったとしても、やはりお身体の部分はファンタジーです。そこをあえてリアルに描き出してしまったのですよ!かの先生は!
最初に言っておくと嫌悪ではありません、むしろよくぞ描き出してくれた!やっぱりそうよね!と思いました。リアルを追求すればそこへ行き着くよね!と。
あぁ、もう、何の話をしているの?とお思いかもしれません。
ほんとにね、私もそう思う。
そう、この先生が追求したリアル、
それは一言でいうならば
K問題。
です。
K、です。男だもの、女子みたく皆つるんつるんではございません。
修正される部分に修正を免れて残ってるKだったり、いたしてる時に描かれるスネK(たまに受けにも)、フェチ漫画として胸や脇の下のK、などはよく見られます。お口を使ったので例のKがほっぺについてそれでバレてギャーとかいうエピソードもありますよね。至極普通の描画です(本当?)。
んが、この方の場合、胸・スネなんて序の口、もーぅガチムチおっさん受けのあの部分にこれでもかと密集させていらっしゃる。修正もなんのその、てかあの部分は修正があっても甘いので描かれるとばっちり見える。
うねうねってる、うねってるよ、密集してるよぉ〜〜〜〜〜その辺りつながるよねー。
あぁぁぁぁあ〜〜〜そう、そうよね〜。。。そうなのよ。
やっぱりおっさんはこうなのよ。
ファンタジーなおっさんは存在しないのよ〜〜〜〜。
見ようとしていなかった部分を、目を閉じる間も無く、むしろ目をこじ開けられ、ガツーンと突きつけられて…、我に返ってしまいました。
ひょっこり沼から飛び出る衝撃でした。
どうしましょう、本当どうしましょ。。。
この衝撃の出会い以降、いろんなこと(立ってる姿勢が変だよ!とか、そんなとこでやったら背中が血まみれ!とか)が気になってしまい、どっぷり世界に浸かることができなくなってしまったのです…。
いくらリアルな体格・体位を描いたとしても、美○ン描画を拝見したとしてもここまでの衝撃はありませんでした。むしろもっとやってくれ、と思っていました。
が、この未知との遭遇後はピクリとも反応しません。えぇ〜?どうなっちゃったのー?
自覚がないにせよ、よほどの事だったようです(他人事)。
もう、レビューを書こうとしてた漫画吹っ飛びました。そして改めて読む気にも…現在はなりません。
あーぁ、商売あがったりだぜ。