アラフォーがリアルで言えないハマリ事を語るブログ

アラフォー主婦がリアルで語れない事を書くブログです。とっちらかってます。

フェロモホリック:獣人たちの本能の宴

那木渡先生の新刊です。2巻完結になります。
タイトルの通りフェロモンムンムンでエロエロです。むせ返りそうw

 

人と動物を掛け合わせた獣人が共存する世の中で、ウサギとクマノミの遺伝子を持った獣人(海兎族)の兎和は草食系ばかりのモデル事務所でモデルとして働いています。
ある日そこへテコ入れとして肉食系モデルが4人移籍してきます。
そこには兎和が10年前にドイツで出会った獅子族の一世がいました。一世はあの時の兎の子が忘れられず追ってきたそうです。

海兎と獅子は付き合ってはいけないタブーがあるにも関わらず二人は惹かれていきます。で、そこに兎和の許嫁の馬族の冬馬光も交え、2巻でもまた一悶着あります。

 

と、まぁ獣人系のお話ですが、兎和が繁殖力のウサギとオスばかり産まれてくるけど妊娠出産のできるクマノミの2つの遺伝子が入った海兎族という、なんというか、おあつらえ向きといいますか、の男の子なんです。

この種族は「女王フェロモン」という、それを発情期に撒き散らし、周囲の男子共を引っ掛け、特定の一人を見つけたらその人とエチ三昧で匂いをつけてもらい、ようやくその人だけに効くようになる(妊娠もその人と可能になる)、というお騒がせフェロモンの持ち主なんです。
なので兎和はそれを薬で抑え込んでるんですが、BLあるあるで、薬はじわりと効かなくなるんですね。で、そこに10年前に初めての発情を誘発したと思われる一世がやってきて大変なことに。

海兎の許嫁の馬族の兄弟もでてきます。もし海兎の兄弟(兎和は弟)が相手を見つけられなかった場合の受け皿としての許嫁なので、絆の強制力はありません。単純に兄同士、弟同士で許嫁にされています。馬族だけに当て馬…とか考えちゃいましたw

 

で、肝心の兎和が恋愛に疎い(避けてた)ので、とんちんかんなことをしでかします。

てかこの方のお話って自己完結型の人物(流れ)が多く見受けられ、そんな人が一人で右往左往してるのを遠目から見る気分になることが多く、このお話も例外ではありませんでした。兎和わちゃわちゃしすぎw


獣人だけにケモミミ出てきたりするんですが、それは本当に出てるのかただの表現としてなのかの境界線がわかりにくい。
兎和は興奮すると尻尾は出るようなんですが、耳は…??のまま(一族郎党耳出まくってるしw)。一世も牙が出るのは確定ですが、耳や尻尾は…??のまま。

そんな細かい事を追求せず楽しめる人はこのお話楽しいと思います。や、この方の今までのお話が好きな人は楽しめます。あのくちゃくちゃしたの苦手ーという方は回れ右、です。私は好きなので楽しめました。

 

で、エロはエロいです。フェロモン出まくってます。もう攻めも受けもフェロモンにやられて涙でぐちゃぐちゃです。飛んじゃってますw

 

2巻では海兎と馬の一族登場、そして獅子と兎のタブーの実態が明らかになります。
そして別カプも…?こちらは1巻でほのめかす程度でしたが、2巻で確定ですね。


次はこの2人のお話なのでしょうか?一世x兎和とは全く違うお話になりそうです。
こちらも楽しみです。